出光興産、ロイヤル・ダッチ・シェルから昭和シェル石油の株式取得完了


出光興産は12月19日、ロイヤル・ダッチ・シェル子会社保有の昭和シェル石油株式を取得する意思について、公正取引委員会より「排除措置命令を行わない旨の通知書」を受領した。
これを受けて出光興産は、取締役会上で株式譲渡契約・変更契約の締結を決議。同日、昭和シェル株式117,761,200 株(31.3%議決権比率)の取得を完了した。

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:月岡 隆)は、先の平成27年7月30日付けで「ロイヤル・ダッチ・シェルからの昭和シェル石油株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長グループ CEO:亀岡 剛)の株式(33.3%議決権比率)の取得」を発表。

当初から同社は、昭和シェル株式125,261,200 株(議決権比率 33.3%)を取得する予定としていたが、公開買付規制の趣旨を最大限尊重するべく取得株式数を変更致している。その概要は以下の通り。

1.取得株式数、取得価額
– 変更前
取得株式数 125,261,200 株(議決権の数:1,252,612 個)
取得価額 169,103 百万円(一株当たり 1,350 円)

– 変更後
117,761,200 株(議決権の数:1,177,612 個)
取得価額158,978 百万円(一株当たり 1,350 円)

2.今後の見通し
今期の連結業績予想に与える影響は現在精査中としている。また同社は、昭和シェルと両社の競争力を高めるための経営統合に向けた協議を継続していく。