ボッシュ、クルマと二輪車の未来を形作るパワートレインシステム、モビリティの電動化、自動化、ネットワーク化ソリューションを展示
独・ロバート・ボッシュGmbH(本社:シュトゥットガルト・ゲーリンゲン、代表取締役社長:Dr.rer.nat.Volkmar Denner <フォルクマル・デナー>、以下、ボッシュ)の日本法人であるボッシュ株式会社(本社:東京都渋谷区渋谷3-6-7、代表取締役社長:ウド・ヴォルツ、以下ボッシュ)は、2016年5月25日(水)から5月27日(金)まで3日間開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」に出展し、未来のモビリティを形作るボッシュの幅広いソリューションを展示した。
具体的にはパワートレインシステム、電動化モビリティの分野に於いては、日本国内の展示会において初めての出展となる電気自動車向けインテリジェント・サーマルマネジメントを展示。
同システムは2015年フランクフルトモーターショーで展示されたもので、ヒートポンプと同じくする原理を用いて冬季暖房・夏季冷房に対する費用対効果及びエネルギー効率を改善することにより、乗員の快適性を損なうことなく、車両の航続距離を25%(冬季シティーサイクル)向上させることができるもの。
また、軽い振動でドライバーに運転中の危険な状況を知らせたり、エコドライブを促すことで、燃費向上を可能にするアクティブアクセルペダルも出展した。
モビリティのネットワーク化へ高まるニーズにこたえるセキュリティとHMI(Human Machine Interface)ソリューション
ディーゼルエンジン向けのソリューションでは、NOx(窒素酸化物)を最大96%削減する乗用車、商用車向けの新型選択還元触媒用尿素噴射システムも出展した。
このシステムは従来型よりも、より頑強な尿素水噴射システムで、今後強化されるNOx規制や、新しいドライビングサイクルへの対応が可能。この他に、ディーゼル・ガソリン直噴システム、低電圧・高電圧電動化システム、トランスミッション向け製品を展示を行った。
モビリティの自動化ソリューションの分野では、駐車支援・自動運転に必要な各種センサーや安全システム、また自動運転だけでなく燃費向上にも貢献する電動パワーステアリングシステムを出展。
世界初の二輪車向けアシスタンスシステム、サイドビューアシストが日本初出展
モビリティのネットワーク化ソリューションの分野では、コネクテッド・カーの実現に向け高まる車載セキュリティに対応するゲートウェイを展示した。セキュリティソリューションのほかには、車載ディスプレイのフレキシブルな表示デザインを可能にするフリーリー プログラマブル クラスター(Freely Programmable Cluster)を出展していた。
併せて二輪車向け製品・サービスの分野では、ライディングイノベーションを実現する、包括的なシステムソリューションを展示。
これは世界初のアドバンスト ライダー アシスタンス システム(ARAS)である、二輪車向けサイド ビュー アシスト、さらに二輪車向けに開発されたディスプレイユニット、インテグレーテッド コネクティビティ クラスター(ICC)は、日本国内の展示会で初出展となった。