1.2L直噴ターボエンジン搭載車/衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を導入へ
トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、「カローラ」「レビン」のプラグインハイブリッド車(以下、PHV)を2018年、中国に導入する。
また、2016年内に1.2L直噴ターボエンジン搭載車、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」搭載車も発売を予定するなど、中国で、最新の環境・安全技術を採用したクルマを順次展開していく。
トヨタは、中国で環境車の普及を目指し、2005年から、日本以外で初となるプリウス生産を開始した。
さらに、ハイブリッドの国産化を中心とした環境技術の現地化推進のため、2010年「トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社*1」を設立。2011年には、主要ハイブリッドユニットの現地生産会社として、「新中源トヨタエナジーシステム有限公司*2」(ハイブリッド用電池製造会社)、「トヨタ自動車(常熟)部品有限会社*3」(ハイブリッド用トランスアクスルの製造会社)を設立し、ハイブリッドユニットの生産準備に取り組んできた。
その結果、2015年秋に、初の中国産ハイブリッドユニットを搭載した「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」の販売を開始し、受注台数は、累計で約4万台となっている。
今後は、ハイブリッド車の普及を推進していく一方で、そこで培った国産ハイブリッド技術を活かし、国産PHVの開発にも取組み、2018年に「カローラ」「レビン」へのPHV導入を目指す。
トヨタでは、2012年1月から「プリウスPHV」を販売しており、日米欧を中心に、2016年3月末現在までに、累計約7万5千台を販売している。新型「プリウスPHV」も、本年秋から、日米欧で販売を予定している。中国では、量販車種である「カローラ」と「レビン」にPHVを設定し、中国でも「次世代環境車の柱」であるPHVの販売開始により、環境車のさらなる普及を目指していく。
また、世界トップレベルの高熱効率を実現した1.2L直噴ターボエンジンを、2016年内に発売予定の車両に搭載。新型ターボエンジンは、環境に優しいだけではなく、お客様の「運転する心地良さ」のご期待に応えるもので、現在は欧州や日本に展開している。
衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」については、既に日米欧に展開しており、今後、他国/他地域に向けて、市場環境に合わせた仕様で展開予定。中国については、2016年内発売の車両に採用していく。
*1
トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社/ Toyota Motor Engineering & Manufacturing (China) Co., Ltd. 略称 : TMEC
*2
新中源トヨタエナジーシステム有限公司/ Sinogy Toyota Automotive Energy System Co., Ltd. 略称 : STAES
*3
トヨタ自動車(常熟)部品有限会社/ Toyota Motor (Changshu) Auto Parts Co., Ltd. 略称 : TMCAP
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