ジープ・チェロキーが、日本のエコカー減税の燃費・排ガス基準に適合
FCA傘下の米・FCA US LLC.(リミテッド・ライアビリティ・カンパニー)およびFCAジャパン株式会社は、「Jeep® Cherokee(ジープ・チェロキー)」の4×4グレード「トレイルホーク」が、米国ブランドの米国製ガソリンエンジン乗用車として初めて日本のエコカー減税の対象車となったと発表した。
今回日本のエコカー減税対象となるのは、クラス最高の走破性能を誇る3.2ℓペンタスターV型6気筒エンジンを搭載するジープ・チェロキー トレイルホーク。
同車はエコカー減税の燃費・排ガス基準に適合し、自動車取得税は20%軽減、自動車重量税は25%軽減となる。
今回の減税対象認定についてジープ・ブランドを統括するマイク・マンリー氏は、「ジープは走破性を確保するために走行効率を犠牲にすることはありません。
今回の快挙は、きわめて複雑な自動車市場の中でも際立って魅力ある製品をお届けしようとするジープの取り組みの正しさを証明するものです」と述べている。
数々の自動車賞を受賞したペンタスターエンジンに、燃費低減機能のスタート&ストップシステムを採用
そんなジープ・チェロキー トレイルホークの燃費は10.3km/ℓと平成27年度燃費基準達成レベルを達している。さらに、エコカー減税のもう1つの要件である低排出ガス車☆☆☆☆認定も取得した。
チェロキー トレイルホークが搭載する3.2ℓペンタスターは、小型酸化・三元触媒コンバーター2個と加熱式O2センサー4個を備え、排ガスを低減する仕組みだ。
ちなみに3.2ℓペンタスターは、米ワーズオートワールド誌が主催する「10ベストエンジンズ」に3年連続で選ばれた3.6ℓペンタスターと設計の主な部分を共有している。
3.2ℓエンジンは、最高出力200kW(272ps)、最大トルク315Nm(32.1kg.m)、さらにアイドリングストップ機能のSTART&STOPシステムも搭載した。
またジープ・チェロキー トレイルホークに標準装備のSTART&STOPシステムは、停車するたびにエンジンを止めることで燃費効率を向上させる。
そして、エンジン停止時もラジオ、計器類、ヒーター、エアコンディショナーなどはそのまま利用可能だ。停車後ブレーキペダルから足を離すと、自動的にエンジンを再スタートする。
セグメントで唯一の9速オートマチックトランスミッションを標準装備
なお、さらに燃費効率をいちだんと高めるのが、セグメントで唯一の9速オートマチックトランスミッションとなるトルクフライトと、走行状況に合わせてパフォーマンスを自動的に円滑に調整する業界初の動力伝達システムである。
トルクフライトトランスミッションは、ペンタスターV型6気筒エンジンが常に最適の回転域で運転できるよう、全体の変速比幅を広く設定しており、また、4つギアを高速走行に適したオーバードライブレシオとすることで、ノイズ、振動、ハーシュネス(NVH)の総合値も低減させている。
今回エコカー減税対象となる2016年式ジープ・チェロキー トレイルホークは、5月より日本国内の販売店へ配車される予定(注)。
ジープ・チェロキーは、かつて2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーに米国車として初めて選ばれた。加えて日本国内でのジープ・ブランドの2015暦年の国内新規登録台数は7,129台と過去最高を記録している(2014年以降2年連続で過去最高を更新)。< http://www.jeep.com/en/75-years/ >
(注)国内に導入されるジープ・チェロキー トレイルホークの価格は以下の通り。
メーカー希望小売価格(税抜価格):¥5,103,000 (¥4,725,000)
[パールコート塗装:+¥54,000]
製品詳細 http://www.jeep-japan.com/cherokee/