F1バーレーンGP、ロズベルグ2連勝。マクラーレン・ホンダのバンドールンが初参戦・初入賞


f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-18

自動車レースのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権、第2戦バーレーンGP(開催地:バーレーン・サヒール、開催期間:4月1~3日)の決勝戦が1周5.412kmのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する形で行われ、メルセデス陣営のニコ・ロズベルグが開幕2連勝を飾った。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-21

ナイトレースとなったバーレーンのコースコンディションは、気温22度・路面29度・湿度34%。ポールポジションに付けたのはルイス・ハミルトン。ニコ・ロズベルグと共に、2台のメルセデス陣営が1・2グリッドを占拠した。

その後方スターティング・グリッド2列目には、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが並ぶという、いつもの見慣れた光景となった。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-3

注目は、開幕戦のクラッシュによって、欠場となってしまったフェルナンド・アロンソの代役として登場したマクラーレンの第3ドライバー、ストフェル・バンドールン、彼がどれだけ活躍するかである。

F1は今季からタイヤ選択の自由度が広がり、グリッド上ではスーパーソフトを履いたドライバーが目に付く。

一部ミディアムをチョイスしたマシンもあり、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ・11番グリッド)を筆頭に、中団以降のドライバー達に何台か見受けられる状況。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-8

なお予選最終セッション「Q3」に出走したドライバー達は、Q2のベストタイム計測時のタイヤを履く決まりとなっている。

今回のバーレーンはスタート前から混乱が見られ、3番グリッドを確保したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がフォーメーションラップ中にエンジンから白煙を吹きストップし、そのままリタイヤ。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-23

ルノーのジョリオン・パーマーもスタート時にグリッドに付くことができずにいる。

結果、20台のマシンによるスタートとなった今レースは、なんとポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)がスタートに失敗。バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)と接触して大きく順位を下げた。

f1-bahrain-gp-held-early-mclaren-honda-camp-emerged-in-fp3-fastest20160402-24

同じく上位集団に居たライコネン(フェラーリ)もスタートに出遅れ、サインツ(トロ・ロッソ)はタイヤトラブルでピットに逆戻り。

オープニングラップで、8番手のポジションを獲得したニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)もピットインの憂き目に逢うという具合だ。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-35

一方で、6番グリッドスタートのバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)と、7番グリッドスタートのフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は好スタートを切っている。

これにより当初は、ロズベルグ(メルセデス)、マッサ(ウイリアムズ)、ボッタス(ウイリアムズ)、リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、ロマン・グロージャン(ハース)、エステバン・グティエレス(ハース)、マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)と続き、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が10番手に食らいつくというオーダーで周回。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-5

しかしそのバトンは初回のタイヤ交換も待たずに、7周目でERS関連に絡むトラブルでリタイアしてしまう。

集団は、タイヤ交換を行った第2スティントで、多くのマシンがソフトタイヤを装着。

そうした中、スーパーソフトを履くグロージャンが果敢な追い上げを見せて、レース中盤のオーダーは、ロズベルグ、ライコネン、ハミルトン、リカルド、グロージャン、フェルスタッペン、マッサと続き、その背後にバンドールンが浮上して8番手に付ける、以降クビアト(レッドブル)、ボッタスとなる。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-12

その後のオーダーに大きな変化は生じず、40周過ぎの時点で、ロズベルグ、ライコネン、ハミルトン、リカルド、グロージャン、マッサ、フェルスタッペン、ボッタス、クビアト、バンドールンの順に。

結果そのままロズベルグがチェッカーを潜り、開幕から2連勝。2位にライコネン、3位ハミルトン、4位リカルド、5位グロージャン、6位フェルスタッペンまでが同一周回。

7位のクビアトから、8位マッサ、9位ボッタス、そして10位にマクラーレン・ホンダ陣営のバンドールンがデビュー戦・初入賞を果たした。

f1-bahrain-gp-rosberg-2-game-winning-streak-first-race-first-winning-bandorun-of-mclaren-honda20160404-13

バーレーンGP・決勝リザルト
順位/ドライバー_/チーム_/タイム
-1/N.ロズベルグ_/メルセデス_/1h33’34”696
-2/K.ライコネン_/フェラーリ_/0’10”282
-3/L.ハミルトン_/メルセデス_/0’30”148
-4/D.リカルド_/レッドブル_/1’02”494
-5/R.グロージャン_/ハース_/1’18”299
-6/M.フェルスタッペン_/トロロッソ 1’20”929
-7/D.クビアト_/レッドブル_/1Lap
-8/F.マッサ_/ウイリアムズ_/1Lap
-9/V.ボッタス_/ウイリアムズ_/1Lap
-10/S.バンド―ン_/マクラーレン_/1Lap
-11/K.マグヌッセン_/ルノー_/1Lap
-12/M.エリクソン_/ザウバー_/1Lap
-13/P.ウェーレイン_/マノー_/1Lap
-14/F.ナッセ_/ザウバー_/1Lap
-15/N.ヒュルケンベルグ_/Fインディア_/1Lap
-16/S.ペレス_/Fインディア _/1Lap
-17/R.ハリアント_/マノー_/1Lap
-R/C.サインツ_/トロロッソ_/DNF
-R/E.グティエレス_/ハース_/DNF
-R/J.バトン_/マクラーレン_/DNF
-R/S.ベッテル_/フェラーリ_/DNF
-R/J.パーマー_/ルノー_/DNF