F1シンガポールGP、ベッテルがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目


1周5.065kmのマリーナ・ベイ・ストリート・サーキット(シンガポール)で9月20日、2015年FIA・F1世界選手権・第13戦シンガポールGPの決勝が行われた。

レース結果は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を獲得。2位にはダニエル・リカルド(レッドブル)、3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。

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前日の予選結果により決勝は、ここのところフロントローが定席だったメルセデス勢を押しのけ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とダニエル・リカルド(レッドブル)が最前列。

その後方にはキミ・ライコネン(フェラーリ)とダニール・クビアト(レッドブル)が並ぶという異例の展開からのスタートとなった。

オープニングラップは、マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)以外は順調なスタートを切り、ベッテル(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、クビアト(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、セルジオ・ぺレス(フォース・インディア)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)という布陣。

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トップを走るベッテル(フェラーリ)は、2番手を走るリカルド(レッドブル)との差を広げ、終始レースをリード。

中盤、上位がタイヤ交換を行い始めた際、メインストレートを走るヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が、ピットアウトしてきたマッサ(ウィリアムズ)と接触。

これによりヒュルケンベルグはリタイア。マッサは一部破損した車両でレースを続行した。

この影響で16周目にコース清掃のためセーフティカーが導入され、この時点の順位はベッテル(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、ロズベルグ(メルセデス)、クビアト(レッドブル)、ボッタス(ウィリアムズ)、ペレス(フォース・インディア)、フェリペ・ナスル(ザウバー)、グロージャン(ロータス)という並びになった。

19周目に再度レースが開始されたが、4番手を走っていたハミルトン(メルセデス)がパワー不足で脱落。ここまでピットストップを繰り返しながらレースを続行してきたマッサ(ウィリアムズ)は32周目にリタイヤ。34周目にハミルトンもリタイヤとなり、ここまでポイント圏内を走ってきたマクラーレン期待のアロンソもこの時点でリタイヤとなった。

37周目には、コース上に侵入者が発見されて2度目のセーフティカーが導入される。
これによって順位は、ベッテル(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデス)、ボッタス(ウイリアムズ)、クビアト(レッドブル)、ペレス(フォース・インディア)、グロージャン(ロータス)、マルドナド(ロータス)、バトン(マクラーレン)となる。

終盤、グロージャン、フェルスタッペン、サインツが順位争いを繰り返し、46周目にフェルスタッペンがグロージャンを抜き、47周目にサインツがグロージャンを抜き、フェルスタッペン、サインツ、グロージャンの順となった。

同時期、マルドナドとバトンもドッグファイトを繰り返し接触、これによりバトンはノーズ交換で14番手に脱落した後の53周目、ギアボックストラブルでリタイアとなった。

結果、レースはポールポジションからスタートしたベッテルが首位を一度も譲ることなく2時間1分22秒118を走りきり、ポール・トゥ・ウィンでフィニッシュ。

通算42勝を重ねたベッテルは、勝ち数でアイルトン・セナを抜いて単独3位に浮上している。

2位はリカルド、3位はライコネン、以下、ロズベルグ、ボッタス、クビアト、ペレス、フェルスタッペン、サインツ、ナッサーまでがポイントを獲得した。

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