住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:松本正義、以下、住友電気工業)は、来る2017年1月5日~8日の4日間、アメリカ・ラスベガスで開催されるコンシューマ・エレクトロニクス分野で世界最大の見本市「International CES 2017」に出展する。
同社は、2017年CESに於いてSmart Homeのカテゴリーに出展し、モビリティ、エネルギー、コミュニケーションの領域に強みを持つ技術力とそれらの融合領域を通じて、現在そして将来の環境・社会づくりに貢献する製品・技術を紹介していく。
1.開催概要
開催期間 2017年1月5日(木)~8日(日)
開催場所 米国 ネバダ州 ラスベガス
サンズ・エキスポ&コンベンションセンター
ブース番号 41117
2.主な展示内容
(1)フルカラーレーザモジュール
光通信デバイスの製造で培った高密度実装技術を活かし、赤・緑・青3原色の半導体レーザのみならず、光出力のコントロールが可能となる、温調素子、モニター用フォトダイオードをも超小型パッケージに収納したフルカラーレーザモジュールを開発した。
会場ブースでは、映像やレーザイルミネーション光源としても期待されている同技術を駆使、フルカラーレーザモジュールを組み込んだイルミネーションのデモを展開していく。
(2)マグネシウム合金
同社は、強度・耐食性に優れたAZ91マグネシウム合金板、プレス品の開発・量産化に世界で初めて成功した。
このAZ91マグネシウム合金板は、アルミニウム合金板と比べてより複雑な形状に加工できるため、構造部品として幅広く適用できるのが特長で、すでにノートパソコンの筐体部品に使用されている。
最近では、マグネシウム合金の軽量性から、自動車、鉄道、航空機といった輸送機分野でのニーズが高まっており、会場ではAZ91マグネシウム合金のプレス部品で製作した自動車のシートフレームを展示していく。
(3)サンドポニックス™
同社は、1970年代から砂を用いた植物栽培システム(サンドポニックス™)の開発にも取り組んできた。
2013年には、新方式の給水により食味・生産性を向上させた新システム(ニューサンドポニックス™)を開発し、トマト栽培において、甘味のあるトマト(糖度6~7)の安定生産を実現した。
これを背景に生産者の経験や勘に頼り、自然条件に左右されやすい農業を工業的に管理することで、安定した農業生産技術の確立を目指す。会場では、このニューサンドポニックス™のデモ機を展示する。