三菱ふそう、ニュージーランドで新たにFUSOの販売代理店を認定


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MFTBCは、FUSO NZと連携し新型トラックおよびバス導入、販売・サービス網の拡大を通して数年内のシェア伸張を目指す

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)は、ニュージーランドで、新たにFUSOブランドの販売代理店を認定した。

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これによりオークランドに本拠を置くFUSOニュージーランド(以下 FUSO NZ)が、ニュージーランド国内でのFUSOブランドの輸入・卸売事業を行う。ちなみに同社は、現地企業Keith Andrews Trucks(KAT)の全額出資による子会社である。

なお現段階でFUSOブランドの輸入・卸売事業は、三菱自動車ニュージーランド(以下 MMNZ)が行っている。

同社と三菱ふそうは、長年にわたり互いの協力関係を築いてきたが、FUSO NZは、このMMNZからの業務移管を2017年1月までに完了させる予定で動いている。

そもそもFUSOブランドは、当地に於いて40年以上の歴史を有し、その長きに亘る期間のなかでMMNZと手厚い協力関係を築いてきた。その結果、直近の2015年には、700台以上の車両を販売。同国では現在、都合2万2000台ものFUSO車両が活躍している。

現代理店である三菱自動車ニュージーランド(MMNZ)からFUSO NZへの業務移管は円滑に進められており、2017年1月までに完了する

しかしこれを踏まえた上で、MFTBCではこの業務移管中に、ニュージーランド国内のFUSOディーラーおよび、26の販売・サービス拠点の諸業務に移管の影響が及ぶことはないとコメントしている。

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同件に関わる内容でMFTBC副社長兼セールス・カスタマーサービス本部長のミヒャエル・カンパー氏は、「FUSOブランドの商用車を専門に取り扱うFUSO NZと協業できることには、大きな期待を寄せています。

FUSO NZの親会社であるKeith Andrews Trucksは、もとよりFUSOのディーラーとして長年協力関係を築いており、すばらしい販売成績を収めてきました。

同社が設立したFUSO NZはニュージーランドでFUSOブランドを推進する最適なパートナーとなるでしょう」と述べた。

 オークランドに本拠を置く「FUSOニュージーランド(FUSO NZ)」は、輸入と卸売事業を行います

一方、FUSO NZのカーティス・アンドリュース社長は、「今回の認定をとても嬉しく思います。ニュージーランドでFUSOをNo. 1トラック・ブランドにするために成すべきことは沢山あります。

まず今後5カ月は、MMNZと業務移管をスムーズに進めていきます。そして2017年以降は、販売・サービス網の拡大や製品ラインアップの拡充など、さまざまな取り組みを実施予定です。

これを機に、FUSOのシェアを数年で大幅に拡大できると信じています」とコメントしている。

ダイムラー・トラック・アジア(DTA)の概要
ダイムラー・トラック・アジア (DTA)は、80年以上の歴史を持つ三菱ふそうトラック・バス株式会社と、インド市場で着実な成長を続ける新会社ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社が共同で事業を行う組織である。

DTAは、製品開発、生産、輸出、調達、研究活動を共同で行い、彼らの顧客にとって価値ある製品とサービスを提供する戦略的なビジネスモデルを目下、推進している。

KATの概要
Keith Andrews Trucks (KAT) はニュージーランド最大のFUSOディーラーで、北島北部で販売・サービスを提供している。

設立25年の同社には現在、100名以上の従業員を配している。ノースランド、オークランド、ワイカト、プレンティ・ベイ地域に4つの支店があり、2017年には販売・サービス拠点を新たに開設した。