貧困撲滅、気候変動解決の促進を目指す同イベントを協賛
日本の東レが開発を行い、スエード調自動車シート素材製造の製造メーカーで知られる伊・アルカンターラ(本社:ミラノ、社長:アンドレア・ボラーニョ)は、今年で45周年目を迎える「アースデイ 2015」の継続的なサポートを発表した。
このイベントは、米国現地時間の4月17日から、19日(午前10時~午後6時)の間、米国ワシントンD.C.のナショナルモールで開催される。
ワシントン記念塔のパビリオンでは1日5万人の来場を見込む
アルカンターラは、3日間にわたる同イベントの主要パートナーを務める。特にワシントン記念塔近くに置くパビリオン「アルカンターラマジックガーデン(ALCANTARA MAGIC GARDEN)」では、1日あたり約5万人の来場者を見込んでいる。
このアルカンターラ マジック ガーデンは、長い川、広い野原、彫刻の木や、不釣り合いな果実などとともに「仮想の木」を通り抜ける曲がりくねった歩道で造られた体験施設だ。
イベントはメディアがカバーし、閲覧は全世界で20億を超える
アルカンターラは同時に4月18日(土)、ワシントン記念塔広場で、午前11時から午後7時まで開催される「地球市民・アースデイ 2015(Global Citizen 2015 Earth Day)」に世界銀行グループと共に積極的に関わっていく。
本イベントには、ノー・ダウト、アッシャー、フォール・アウト・ボーイ、メアリー・J. ブライジ、トレイン、マイ・モーニング・ジャケットなど世界的なミュージシャンが出演。
特別ゲストには、コモンと D’Banj (ダニエル・バンジョー) が招かれ、ウィル・アイ・アムとソウルダッド・オブライエンが司会を務める予定。アルカンターラは、この特別イベントのためにバックステージとVIPラウンジをデザインした。
イベント(当日・該当開催時刻から公開される見込み)には、政府機関、グローバル政策立案者、財務大臣、環境 NGO や開発 NGO、業界幹部、そして著名なアーティストからのメッセージが寄せられ、2千万人を超える世界中の視聴者に向けて放映される予定。メディアによるカバーも全世界で20億を超えるという。
サステナビリティの分野でさらなる一歩を踏み出す
アルカンターラ社の会長兼CEOのアンドレア・ボラ-ニョは、「アルカンターラにとってアースデイ2015 は、社会、環境、倫理に関する課題に対して、私たちの取り組みを新たにする特別な機会です。
私たちは、より公正でバランスの取れた世界の実現のために、このような志の高い活動をサポートできることを非常に嬉しく思うと同時に誇りに思います。
また、アルカンターラと世界銀行グループは、強力なサステナビリティへのコミットメントと、気候変動への取り組みを互いに分かち合っています。この共通の目標が、2012年からの長期的なパートナーシップにつながりました」と語っている。
アルカンターラでは、「自動車からファッション、あるいはインテリアデザインからハイテクまで必要とされる各業界での評価を高めながら、このような世界的イベントに貢献することによってサステナビリティの分野でさらなる一歩を踏み出します」と結んでいる。
■アースデイ・ネットワークとは
1970年4月22日に初開催された「初回アースデイ」から誕生したアースデイ・ネットワーク (EDN) は、環境保護運動の拡大、多様化、動員の増強を図るために、今日も世界192カ国の何万ものパートナーと協力して活動を展開。
今日においては、現代の環境保護運動の発端となったと広く信じられるネットワークでもある。またアースデイは、世界最大の市民の祭典として、毎年10億人以上が参加している。
■アルカンターラ社とは
1972年に設立されたアルカンターラは、本社をミラノに置き、生産拠点とR&Dはウンブリア州の代表的な街であるネラ・モントロに置く高級人造皮革素材の製造メーカーだ。
アルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であるアルカンターラ® (Alcantara®)は、優れた感覚特性、外観の美しさ、特殊機能性を持ち合せた画期的なカバーリング素材と云われている。
今日では、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザイン、家具、コンシューマ・エレクトロニクス、などさまざまな分野で採用が進んでいる。
加えてアルカンターラは、全製造工程及び製品ライフサイクルから排出される二酸化炭素排出量の削減に努めており、2009年に製造過程における二酸化炭素排出量を削減し「カーボン・ニュートラル」認証を取得。
さらに2011年には「ゆりかごから墓場まで」を対象に広げ製造工程に加えて、製品ライフサイクルから排出される二酸化炭素も算出して認証を取得。
また、サステナビリティ分野における企業のコミットメントを示すために国際的な認証を獲得。毎年、独自のサステナビリティレポートを公表している。
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