VEEMO（ビーモ／本社：東京都江東区、代表取締役：米山 玲男）は5月12日、ミライロ（本社：大阪市淀川区、代表取締役社長：垣内 俊哉）が運営するデジタル障害者手帳「ミライロID」と連携して、「VEEMO Welfare（ビーモ ウェルフェア）」を提供している。
このサービス導入により、障害者等用駐車スペースの不適切利用の防止や、障害がある駐車場利用者がストレスの少ない円滑な利用ができるようになるという。
ちなみに今回は、国内空港で初めて成田国際空港（本社：千葉県成田市、代表取締役社長：田村 明比古）で当該サービスが導入された。
これにより2025年5月下旬から、成田国際空港P2南棟2Fの障害者等用駐車スペースに於いて安定運用が始動した。
より具体的には、ミライロIDによる障害者手帳の認証とアプリから操作可能な機器との連動によって、駐車スペースの不正利用に出くわすことが無くなり障害者は予約から入庫までをスムーズに完結できるようになる。
それは機器での物理的なブロックによる不適切利用の防止と、障害者手帳の確認を両立させることで、利用者に無理な労力を掛けることは無くなり、安心・安全な空港利用が支援できる仕組みとなる。
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導入の背景
これまでの障害者専用駐車スペースは予約ができず、現地に行ってみなければ空き状況が分からないという課題があった。
それゆえ、「満車だったらどうしよう」という不安が障害のある方の移動の自由を妨げていた。満車のために駐車できず、結果として飛行機に乗れなかったという深刻なケースも存在する。
成田国際空港では、多くのお客様から「安心して駐車できる環境を整えて欲しい」という要望が寄せられていたこともあり、当該サービスが導入されることとなった。
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「VEEMO Welfare」の特長は以下の通り
１．不適切利用を防止するスタンドの設置
駐車スペースには物理スタンドを設置する。利用者は予約後、現地でスマートフォンからスタンドを倒して入庫できる。
２．車外に出ずに入庫可能、身体的負担をゼロに
一般的な予約のカラーコーン設置型では、車いすユーザーも自力でカラーコーンを動かす必要がある。今サービスを利用することで、その手間が一切不要となる。
３．ミライロIDと連携、障害者手帳の所持確認を自動化
デジタル障害者手帳「ミライロID」と連携し、障害者手帳の有無の確認を行った後に、予約・利用が可能となる。不適切利用を防ぎ、適正利用が実現される。
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サービスの概要は以下の通り
・サービス開始日
2025年5月下旬より、成田国際空港内のP2南棟２Fの障害者等用駐車スペースにて運用開始
・対象者
障害者手帳を持つの対象者（ミライロIDに登録済みの方に限る）
※予約にはVEEMOアプリとミライロIDの連携が必要。
＜詳しい利用方法は以下のサイトを確認されたい＞
VEEMO Welfare 成田国際空港 障害者等用駐車スペース予約特設サイト
URL：https://veemo.jp/lp/narita_airport
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導入企業のコメントは以下の通り
＜成田国際空港株式会社 旅客ターミナル部施設貸付営業グループ 樋口アシスタントマネージャー＞
お客様より『障害者等用駐車スペースを予約できるようにして欲しい』というお声を多数頂いておりました。
空港という特性上、出発やお迎えなど時間が限られているケースが多く、様々なお客様が確実に駐車場をご利用頂けるようなサービスが必要となっていました。
今回の取り組みを通じて、より多くの方が安心して空港をご利用頂けるよう努めてまいります。
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VEEMO・ミライロによる今後の展望
2024年4月1日に、改正障害者差別解消法が施行された。それにあたり、国土交通省から事業者に向けて、「環境の整備」と「合理的配慮の提供」を両輪として進めることが重要であるとの指針が発表された（国土交通省所管事業における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針
）。
その際、障害者のニーズへの個別対応という意味合いが強い合理的配慮の前になされるべきものが、環境の整備だ。これが当該サービスによって環境の整備が進むことから、政府の指針に沿った対応が可能となる。
今後は全国の空港のほか、大型商業施設や病院、公共施設などへ展開し、「必要な対象者が、確実に駐車できる社会」を目指し、あらゆるインフラのアクセシビリティ向上に貢献していく。
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会社概要
会社名：VEEMO株式会社
所在地：〒135-8717 東京都江東区豊洲5丁目6番52号
代表者：代表取締役 米山 玲男
事業内容：駐車場探しアプリ「VEEMO」の開発・運営／バリアフリーソリューション「VEEMO Welfare」の開発・提供
公式サイト：https://veemo.jp/lp
会社名：株式会社ミライロ
所在地：〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島三丁目8番15号
代表者：代表取締役社長 垣内 俊哉
事業内容：①障害者に向けたデジタルプラットフォーム「ミライロID」の運営 ②法人や自治体に向けたユニバーサルデザインのソリューション提供
公式サイト：https://www.mirairo.co.jp/