ブリティッシュGTのGT4ドライバーチャンピオンに輝いたロス・ガン選手(18)が、アストンマーティンレーシングエボルーションアカデミーにてファクトリードライバーに就任した。
これで彼は、2016年はアストンマーティンのオフィシャルドライバーとなった。
希望に満ちた16歳から25歳の参加者の競争に、英国生まれのGT4ルーキーが打ち勝ち、オフィシャルドライバーの切符を手に入れた。
https://www.youtube.com/watch?v=VCNM1ITpWzA
このアカデミーは主にフィットネス、シュミレーター、エンジニア、マーケティング、PRの分野にフォーカスし最終選考に残った6人がバーレーンでのお披露目に参加出来る。
お披露目が終わったら、FIA 世界耐久のシーズンフィナーレでルーキー向けの2回のトラックセッションを、V8 Vantage GTEに乗って行う。
アストンマーティンの世界クラスのエンジニアや、メカニックから見ると若き挑戦者ロスの印象が深く、また彼もバーレーンのインターナショナルサーキットをすぐに覚え、強いオールラウンドGTドライバーのポテンシャルを発揮した。
アストンマーティンチーム主任のジョン・ガウ氏は、「2015年のシーズンでロスは信じられないほどの高いパフォーマンスを見せたんだよ。
彼の立ち振る舞いや情熱には、私達アストンマーティンレーシングスタッフ全員が感動させられたよ」と述べている。
ロスは、アストンマーティンレーシングとの契約で、BeechdeanのV12 Vantage GT3を駆るAndrew Howardと並行して、イギリスGTチャンピオンシップでも一緒に戦う事になり、さらにワークスドライバーでWECのレギュラーのJonny Adamともチームになったことから、ロスは、アストンマーティンレーシングでのキャリアーを積む上で最上の環境が整ったと云えるだろう。
現在、彼が自ら勝ち取った環境に対してロス自身は、「このシーズンはとても夢のようでした。
これもアストンマーティンレーシングエボリューションアカデミーのサポートのおかげです。来年はそれらを活かしていきたいです」と語っている。
一方、Beechdean MotorSportsのハワード氏は、「Jonny Adamが世界クラスのGTドライバーに成長するのを見ていた私としては、次のジェネレーションの育成に関われることを、とても愉しみにしている。
実は個人的には、ロスの父親がきっかけでモータースポーツの世界に入ったので、縁とは本当に不思議なものだ。BeechdeanMotorSportsは、今後も若手ドライバーへのサポートを続けていくつもりだ」とコメントした。
最後にアストンマーティンCEOアンディ・パーマー氏は、「レースは今までもこれからもアストンマーティンのDNAであり続けます。
またモータースポーツの世界で、新たな若手を育成していく事の意義は計り知れない。ロスにこういった機会を授けられて本当に良かった。ロスとアンドリューを精一杯バックアップしていきたいと思っている」
なお2016年度のアストンマーティンレーシングエボリューションアカデミーは、1月に開かれ、さらに次世代の若いドライバーを育てていく。募集資格は16歳から25歳だ。