アイシンの音声認識システム、ゆりかもめの駅案内窓口に設置

「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」に向けた施策

アイシン(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:吉田 守孝)が開発した音声認識システム「YYSystem(ワイワイシステム)」が、ゆりかもめ(本社:東京都江東区 社長:安部 文洋 以下、「ゆりかもめ」)一部駅窓口に設置された。

これは「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」の開催も視野に入れた環境整備の一環として設置されたもので、駅窓口での案内を円滑に行うことに貢献する。

デフリンピックは、聴覚障がいを持つ方のための国際的なスポーツ大会であり、今回の大会は日本で初めての開催となる。

この大会は聴覚障がいのある人々への社会的な理解を深める機会でもあり、聴覚障がいや高齢で耳の不自由な方々、外国からの訪問者など多くの人々が訪れることが予想される。

ゆりかもめの駅へ「YYSystem(リアルタイムに音声を認識し、AIの活用により文字化して透明ディスプレイに表示する装置)」を導入することで、全ての人が自由にアクセスできるバリアフリーな環境を整え、ストレスフリーなコミュニケーションを実現する他、駅員にとっても筆談や翻訳といった業務の負担軽減に繋がる。

アイシンでは今後も、公共交通機関などへの「YYSystem」導入を進め、ユニバーサルコミュニケーションの浸透を図り、より多くの人々が安心してともに過ごすことができる社会を目指すとしている。