メルセデス・ベンツ日本株式会社(本社:東京都港区、社長:上野金太郎)は、メルセデス・ベンツ「Vクラス」を一部改良、ラインアップに「 V 220 d Sports long 」を追加し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ6月1日より発売する。
1998年に欧州のミニバンとして初めて日本に導入された「Vクラス」は、ワイドでスクエアなスタイリングと広く上質な室内空間にアレンジ自在なシートを備え、プレミアムミニバンというセグメントを創出した。
その後も、2003年、2015年のフルモデルチェンジを経ながら、7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リアエンターテインメントシステムなど国内ユーザーのニーズにあわせて装備や専用アクセサリーの拡充を図ってきたことで、累計販売台数2万台を超えるロングセラーモデルとなっている。
「 V 220 d Sports long 」をラインアップに追加
今回は同シリーズに「 V 220 d Sports long 」がラインアップに加わった。
「 V 220 d Sports long 」は、「 V 220 d AVANTGARDE long 」をベースに、内外装のスポーティでスタイリッシュな印象をより強調する「AMGライン」を採用。
エクステリアには、AMGデザインエクステリア(フロントスポイラー、リアバンパー、リアルーフスポイラーリップ)、専用19インチAMG7ツインスポークアルミホイール、インテリアには、カーボン調インテリアトリム、ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッド付)を備えている。
さらに、現在販売中のVクラスとして初めてパノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付)を標準装備した。また、メルセデスの先進安全技術であるレーダーセーフティーパッケージを標準装備し、高い安全性と快適性を実現している。
全モデルで尿素水溶液、AdBlue®のタンク容量を大型化
今回の一部改良では、全モデルで尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)®」タンクの大型化(11.5L → 25L)により、補充サイクル*が大幅に伸び、約20,000kmまで継続走行が可能となった。*AdBlue®の補充サイクルは使用環境や運転方法に応じて異なる。
クリーンディーゼルモデルのVクラスに搭載される「2.2リッター直列4気筒BlueTEC」は、世界でも厳しいとされる日本の「ポスト新長期規制」に適合した日本専用開発のエンジンである。
メルセデス・ベンツは、1936年に世界初のディーゼル乗用車を発売してから、一貫してディーゼルエンジン技術の改善と高度化を進めてきた。
「BlueTEC」搭載モデルは、エンジン内部の技術改善によって排出ガスの生成を最小限に抑えるだけではなく、画期的な触媒システムにより、効率的な排出ガス処理を実現した。
それを可能にしているのが、メルセデス独自のAdBlue®(尿素水溶液)インジェクターとSCR触媒コンバーターだ。
これは排出ガスにAdBlue®を噴射し、熱反応によってアンモニアを生成させた後、SCR触媒コンバーターを通過させることで、化学反応により有害な窒素酸化物の大部分を無害な窒素と水に分解する。
加えて優れた環境性能と同時に扱いやすくてストレスない加速を提供し、静粛性にも優れる。