横浜ゴム(本社所在地:神奈川県平塚市、代表取締役会長兼CEO:山石昌孝)のグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」装着車が9月20日(土)から21日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された国内最高峰のGTカーレース「2025 AUTOBACS SUPER GT」第6戦(300kmレース)のGT500クラスで優勝した。
*GT500クラスで優勝した「リアライズコーポレーション ADVAN Z」
「ADVAN」装着車はGT500クラスで今シーズン初勝利を飾り「ADVAN」はその高い性能で勝利を支えた。優勝したのはKONDO RACINGの「リアライズコーポレーション ADVAN Z(24号車/松田次生選手/名取鉄平選手)」。
予選5位からのスタートとなった決勝は、ファーストスティントを務めた松田選手がハイスピードな追い上げで24周目に一時トップに浮上し、その後もライバルチームと激しいバトルを演じた。
名取選手に交代した後の49周目に複数台が絡むクラッシュが発生しレースは一時中断。30分レースとして再開された時点で3位だった名取選手は早々に2位に浮上すると、徐々にトップとの差を縮め、残り約1分、テール・トゥ・ノーズで突入したファイナルラップで最後の勝負を仕掛け、見事なオーバーテイクで激戦を制し、KONDO RACINGとして9年振りの優勝を劇的な逆転勝利で飾った。
この勝利により、松田選手は自身の持つGT500クラス最多勝記録(全日本GT選手権とSUPER GTの合算)を25勝とし、名取選手は同クラス初勝利となった。
GT300クラスで2位の「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」
GT300クラスでは、同じくKONDO RACINGの「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(56号車/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手/平手晃平選手)」が2位、「seven × seven PORSCHE GT3R(666号車/近藤翼選手/ハリー・キング選手)が3位を獲得した。
GT300クラスで3位の「seven × seven PORSCHE GT3R」
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。
その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。