2025インディカーシリーズ16戦の勝者はラスムッセンに、パロウは2位

2025年NTTインディカーシリーズ第16戦・スナップオン・ミルウォーキー・マイル250の決勝は、エドカーペンターレーシングのクリスチャン・ラスムッセン選手が自身として初の勝利を飾った。チップガナッシレーシングのアレックス・パロウ選手(ホンダ)は2位となり、今季12回目の表彰台を獲得した。

レースは、オープニングからPPスタートのパロウ選手がトップをキープ。しかし後方でアロウ・マクラーレンチームのノーラン・シーゲル選手が単独クラッシュしたことで、セーフティカー先導のイエローコーションとなる。

その後、コースコンディションが修復した10周目に再スタート。ところが今度はレイホール・レターマン・ラニガンチームのグラハム・レイホール選手がスピンして、再びイエローコーションに。

再度仕切り直したレース展開に於いて、2番手を走っていたAJフォイトのデビッド・マルカス選手が、パロウ選手をオーバーテイク。41周目にそのマルカス選手をパロウ選手が交わして首位を取り戻す。

その後、マルカス選手の間隙を縫ってチーム・ペンスキーのスコット・マクラフラン選手が2位に浮上。

これを確認したパロウ選手は、ペースアップして2番手を走るマクラフラン選手との差を広げ始め、中盤以降パロウ選手は全レース周回250周中199周をリードし続けた。

しかし209周目、降雨で再びレースはイエローコーションに。ピットレーンがオープンになった途端、4番手以降の選手が次々とピットインしてタイヤ交換を開始したことで、パロウ選手は今レースのリードを取り逃がすことになった。

223周目に、エド・カーペンター・レーシングのクリスチャン・ラスムッセン選手が、アローマクラーレンのパト・オワード選手、エドカーペンターレーシングのアレクサンダー・ロッシ選手、チームペンスキーのジョセフ・ニューガーデン選手を出し抜き3番手に。

更にラスムッセン選手は、230周目にマクラフラン選手をオーバーテイク。この勢いでパロウ選手も交わしてトップに浮上する。

一方、パロウ選手は、この猛攻に応えられず、わずか2秒遅れの2位でゴール。続くマクラフラン選手が3位でゴールラインを潜った。

これによりラスムッセン選手は、NTTインディカー・シリーズでの自身初の勝利を飾った。なお次回、NTTインディカーシリーズは2025年シーズン最終戦となるボルケッタ・バーボン・ミュージック・シティ・グランプリを8月31日に迎える。

レース結果(暫定)
スナップオン ミルウォーキー マイル 250
(1)21_クリスチャン・ラスムッセン_エドカーペンターレーシング
(2)10_アレックス・パロウ/チップガナッシレーシング
(3)3_スコット・マクラフリン/チームペンスキー
(4)20_アレクサンダー・ロッシ/エドカーペンターレーシング
(5)5_パト・オワード/アローマクラーレン
(6)7_クリスチャン・ルンドガード/アローマクラーレン
(7)2_ジョセフ・ニューガーデン/チームペンスキー
(8)4_デビッド・マルカス/AJフォイトエンタープライズ
(9)9_スコット・ディクソン/チップガナッシレーシング
(10)66_マーカス・アームストロング/メイヤーシャンクレーシング
(11)26_コルトン・ハータ/アンドレッティグローバル
(12)27_カイル・カークウッド/アンドレッティグローバル
(13)76_コナー・デイリー/フンコスホリンジャーレーシング
(14)14_サンティーノ・フェルッチ/AJフォイトエンタープライズ
(15)18_リヌス・ヴィーケイ/デイルコインレーシング
(16)30_デブリン・デフランチェスコ/レイホールレターマンラニガンレーシング
(17)45_ルイス・フォスター/レイホールレターマンラニガンレーシング
(18)83_ロバート・シュワルツマン/プレマレーシング
(19)28_マーカス・エリクソン/アンドレッティグローバル
(20)8_キフィン・シンプソン/チップガナッシレーシング
(21)50_ジェイコブ・アベル/デイルコインレーシング
(22)60_フェリックス・ローゼンクィスト/マイヤーシャンクレーシング
(23)77_スティングレイ・ロブ/フンコスホリンジャーレーシング
(24)15_グラハム・レイホール/レイホールレターマンラニガンレーシング
(25)90_カラム・アイロット/プレマレーシング
(26)12_ウィル・パワー/チームペンスキー
(27)6_ノーラン・シーゲル/アローマクラーレン

 
 




 
 

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