デンソー他、eアクスルをスズキ初のBEVへ提供


BluE Nexus( BluE / ブルーイーネクサス )、デンソー、アイシンの3社で共同開発したeAxleが1月20日、スズキ初となるバッテリーEV(BEV)の量産モデル「e VITARA( イービターラ )」に搭載されたことを明らかにした。

ちなみにBluEは、2019年4月に設立された電動化システム・電動駆動モジュールの開発・販売会社。アイシンとデンソー、トヨタの電動化における強みを結集することで、世界中の顧客ニーズに応え、電動車のさらなる発展・普及、社会のカーボンニュートラルに貢献していくことを目指す。

今回、電動駆動モジュールのの搭載が決まった「e VITARA」は、スズキが「Emotional Versatile Cruiser」をコンセプトとして開発した初めてのBEV量産モデルであり、先進感と力強さを併せ持つデザイン、BEVらしいキビキビとしたシャープな走りを実現するBEVパワートレインなどを特長とした車両。

今回採用されたeAxleは、小型モーター・インバーターの採用により、高出力密度で高い動力性能を実現し、さらに損失低減技術により優れた電費性能に貢献している。

当該製品は、車両生産を行うスズキ・モーター・グジャラート社と同じインド国内で生産し、BluEのインド法人であるBluE Nexus Automotive India Pvt. Ltd.から供給される。これにより、スズキの市場ニーズに合わせた世界各国でのBEV展開に貢献していく構え。

今後も、BluE、デンソー、アイシンは、それぞれの強みとノウハウを生かし、小型、高効率、低コストな製品開発を進めていきます。また、BluEを通じて、あらゆる電動車に製品を搭載していくことで、社会のカーボンニュートラルに貢献していくと話している。