ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:日髙祥博)は、2018年1月9日~12日の4日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催されるコンシューマ・エレクトロニクス分野の見本市「CES 2018」に初出展する。
ヤマハブースでは、人を認識し自立走行可能なAI搭載の二輪車として東京モーターショーで注目を集めた「MOTOROiD」をはじめ、モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合した自律ライディングロボット「MOTOBOT Ver.2」、自動運転サービサーに向けたワンマイルモビリティシステム「Public Personal Mobility (PPM)」、産業用ドローンのプロトタイプ「YMR‐01」、新型産業用無人ヘリコプター「FAZER R」の計5モデルを展示していく構え。
同社では、「“モビリティの可能性を拡げる先進技術”として制御、自動運転、AI等の研究・開発成果をデモンストレーションを交えて発信、あらゆる分野の垣根を超えたパートナーを発掘し、オープンイノベーションによって、技術革新と新たな事業の創出を目指します」と述べている。
【ヤマハ発動機ブース概要】
期間 : 2018年1月9日(火)~12日(金)
会場 : 米国ネバダ州・ラスベガスSands Expo and Convention Center
当社ブース : South Hall2 / 出展規模:225m²
【出展モデル】
MOTOROiD
~人を認識し自立走行可能なAI搭載の二輪車~
新しい感動体験の創出を目的に、知能化技術というインテリジェンスを用いて、「人とマシンが共響するパーソナルモビリティ」を目指す概念検証実験機。
開発コンセプトは、「UNLEASHED PROTOTYPE(常識からの解放)」。オーナーの存在を認識するなどまるで生きているようなインタラクション(相互作用)機能を持ち、こうしたチャレンジに取り組みながら、新しい価値を生み出す技術の獲得を目指している。
MOTOBOT Ver.2
~モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したライディングロボット~
モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合し、未知の領域を開拓する自律ライディングロボット。車両そのものには手を入れず、ヒト側から見た車両操作にフォーカスし、高速でのサーキット走行を可能にした。
2017年の開発マイルストーンとして設定したのは、「200㎞/h以上でのサーキット走行」と、MotoGPのトップライダー、バレンティーノ・ロッシ選手とのバトル。MOTOBOTの開発で得た高度な要素技術や知見は、既存ビジネスの新たな価値創造や、新規ビジネスの開拓に活かさる。
Public Personal Mobility (PPM) 06GEN Automated
~自動運転サービサーに向けたワンマイルモビリティシステム~
歩行者混在・数キロ四方での利用を想定した、安全・安心・快適・便利なオンデマンド型・低速ワンマイルモビリティシステム。
タウン・リゾートに根を張り、人の動きを活性化します。路面画像認識によって自車位置を認識する低コストな自動運転車両と、クラウド技術を使った高スケーラビリティな管制サーバを一体化したシステムとなっている。また、Web-APIによって自動運転サービサーが独自のMobility as a Service(MaaS)を構築できる。
「YMR-01」
~優れた薬剤散布性能に貢献する“二重反転ローター”採用の産業用ドローン~
二重反転ローターと最新の軽量化技術を融合させることで、高品質な散布、使い勝手の良さ、そして信頼性を求める農業関係者のニーズに応えるモデル。
6軸ローターの左右2軸を“上下二重反転”とする8枚ローター式を採用することで適切な降下気流を生み出し、二重反転軸近傍に散布ノズルをおくことにより作物の根本まで均一に薬剤を届ける。
「FAZER R」
~散布精度のさらなる向上を支援する“ターンアシスト機能”搭載の産業用無人ヘリ~
農業向けハイエンドモデルとなる産業用無人ヘリコプター。既存モデルに、散布スイッチのオン・オフ操作だけで一定の散布間隔でのターンや等間隔での飛行ラインおよび飛行速度維持を行える“ターンアシスト機能”新たに搭載。個人の飛行技量によらず、散布精度のさらなる向上が可能になる。