ドイツ連邦陸運局(KBA)は、5月4日(ドイツ中央時間)に前月4月の新車登録台数を発表した。それによると、2016年4月度の新車・総登録台数は31万5921台となり、前年同月比で8.4%増(2016年3月比からも増加傾向)となった。
結果、メーカー別登録台数でも排出ガス不正によるリコールが開始されたフォルクスワーゲンを含め、総じて好調な数値増を維持している。これにより1~4月の累計登録台数でも、全体で110万7,345台となり、対象前年比で5.6%増となった。
ちなみにドイツ国内勢の詳細では、VW3.1%増、アウディ10%増、ポルシェ22.4%増、メルセデスベンツ22%増、スマート9.3%増、ミニ25.4%増、BMW6%増、GM傘下のオペル6.7%増。
国外勢では、仏プジョーが7.9%増、同じくシトロエン14.9%増、同じくルノー0.4%減、米フォード5.6%増となっている。
また日本勢では、トヨタ10.4%増、日産自動車0.8%増、ホンダ90.1%増、マツダ34.3%増、三菱自動車工業9.7%増、スズキ18.7%減となっている。
なお日本国内に於いては車両販売の停止で、新車登録台数値で大きく減少に転じた三菱自動車工業だが、ドイツの当地マーケットに於いては、少なくとも昨月実績値の段階では順調に推移している。
具体的には、2016年1月から4月の4ヶ月間で13,350台(22.6%増)の新車登録を達成。また最直近の4月は3,753台の新車登録(9.7%増)となっている。この内、新車登録トップの車両はスペーススター(日本名ミラージュ・6,400台)、次いでASX(日本名RVR・3,800台)となっている。
最後に全登録車両の内、セグメント別分類では、SUVが24.3%増、ハイブリッド(HV)車は28.9%増、電気自動車(EV)は11.7%減となっている。