産業技術短期大学、世界初のベンツ・ガソリン車両の複製を大阪モーターショーに出展


産業技術短期大学(所在地:兵庫県尼崎市西昆陽1丁目27-1、学長:小島彰)は11月30日に、同校のものづくり創造工学科ものづくり工作センターの久保田憲司講師と学生たちが製作した世界で最初のガソリン自動車「ベンツ・パテントモトールヴァーゲン」の複製を製作。同車を12月4日から開幕される「第9回大阪モーターショー」(インテックス大阪)に出展すると発表した。

基となった車両は、ドイツの自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」の創始者カール・ベンツが考案の末1886年に開発に漕ぎつけたもの。

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同校では、製作車両がそうした130年前に造られた複製車両の製作であり、かつ実車自体が稀少であることから、国内に於いてレプリカモデルを保存しているトヨタ博物館に赴き、保存車両の各部実測から始まり、約1年の期間を掛けて、車両部品のほぼすべてを手作りで起こして作り上げ、ようやく実物として完成させた。

車両複製の指導にあたった久保田講師は、「大阪モーターショーで展示する実車を見て頂き、自動車の原点である同車を存在を多くの自動車ファンに知って欲しい。そして本学ならではのレプリカを、ぜひ、ご覧ください」と呼び掛けている。