ロールス・ロイス・モーター・カーズ(Rolls-Royce Motor Cars、本社:英ウェスト・サセックス州グッドウッド、CEO:トルステン・ミュラー・エトヴェシュ)は11月13日、限定ビスポークモデルとして日本国内で同ブランドの歴史上最高価格となる「ファントム・ライム・ライト・コレクション」(Rolls-Royce Phantom Limelight Collection)を発表した。
同車は、ロールス・ロイス・ファントムのために設計された新型リヤ・シートを初採用するなど、英国グッドウッドのロールス・ロイス・モーター・カーズで仕立てられた限定モデルである。
「ファントム・ライム・ライト・コレクション」は世界で25台限定であり、同ブランド自身にとっても貴重なモデルであり、この度、その中の一台が日本市場のために生産・リリースされた。
車両は、東京芝公園の「ロールス・ロイス・モーター・カーズ 東京」にて11月14日と15日に特別展示される予定だ。
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世界の檜舞台で人生を生きる、選ばれた人々のために創られたクルマ
車両展示にあたって、東京で少人数の顧客向けプレビューイベントに出席したロールス・ロイス・モーター・カーズ・アジア太平洋のジェネラル マネージャー、マイケル シュナイダー氏は、「ロールス・ロイスのファントム・ライムライト・コレクションは、人々の視線を浴び、世界の舞台で人生を生きる選ばれた人々のために創られたことから「ライムライト」(「脚光を浴びる」)と名づけられました。
その名前は、後に『名声』の代名詞となった英国発祥の発明に触発されたものです。
それは『ライムライト効果』で、1820年代にビクトリア朝時代の原型的な英国の資産家科学者であり、発明家であったゴールズワージー・ガーニー卿が初めて発見しました。
これは、ロンドンのコヴェント・ガーデンの劇場の照明に革命をもたらし、ステージ上の主役に当てるスポットライトとして使用され、『ライムライトを浴びる』=『脚光を浴びる』という表現が生まれました。
以来、ファン トム・ライムライトは、最高のラグジュアリーとスタイルと共に出掛ける準備を済ませ、リラックスしつつ目的地へ到着できる、美しく、控えめなモーター・カーとして誕生したのです。
そんなファントム・ライム・ライト・コレクションを、昨今ビスポークの需要が高まっている日本で、発表することができたことは大変喜ばしいこです」と述べた。
ライムライトを含むファントムシリーズが「世界最高峰の自動車」であり続ける理由
ちなみに今年のジュネーブ・モーターショーで公開された姉妹モデル、Phantom Serenity(ファントム・セレニティ)と並んで、ライムライトを含めたファントムシリーズが、多くのセレブリティーから「世界最高峰の自動車」と目されている理由は、以下のエピソードに所以している。
グッドウッドのビスポークに携わるデザイナーたちは、毎日、世界を変える意志決定を下したり、それらに影響を与える有力者たちの習慣と行動に関して深い理解を示しており、日々、彼らの忙しい生活の要求を満たすためだけに25台のスーパーラグジュアリー・モーター・カーを製作している。
対して、大量生産のラグジュアリー・カー・メーカーは、単純にいくらかのラグジュアリー感に浸りつつ、目立ちながらA地点からB地点に移動する手段を提供している。
一方で、ロールス・ロイス・モーター・カーズは、常に移動し、脚光を浴びる次の重要な瞬間に備えなければならないスーパー・ラグジュアリーな顧客の要求を理解し、それを上回る努力をしているからだと云う。
ファントム・ライムライトは、大きなイベントから特別な行事へと移動する時の究極の旅の伴侶として創られ、彼らがロールス・ロイス独自のラグジュアリー感に包まれ、スポットライトを浴びる次の瞬間への「準備」、「リラックス」そして「到着」の手伝いをしていくのである。
わずか25台のために究極の寛ぎの姿勢を提供するリヤ・コンパートメント
そんな究極のラグジュアリーに身を任せる選ばれた人々に対して同車は、 標準装備でレディース・パニエの左上のポケットに3種類の香水用の格納式香水ホルダーが配され、ジェントルメンズ・パニエの場合は、格納式コンパートメントに腕時計を収納できる。
時刻に関わらず、次の目的地に適した香水を使うことができる香水ボトルは、フランス北西部の高級香水および蒸留酒のボトルの75%が生産されているブレル渓谷でハンドメイドされたものが組み付けられている。
また 左下のポケットには、最高品質の材料で作られた汎用化粧ポーチが収められる。車両のオーナーは、そうした好みのアクセサリー装備を選び仕事の準備が完了したら、目的地に到着するまでロールス・ロイス・ファントムのシートに身を委ねてリラックスする。
医療従事者と緊密な連携を経て開発された真のラグジュアリー・カーに相応しいシート
走行中、自動車のリヤ・コンパートメントでリラックスするための最適なポジション設定については、長く議論の的となってきた。
大量生産のラグジュアリー・カー・メーカーの何社かは、旅客機のようなフラットベッド・シートまで採用したが、その姿勢で安全を確保するため、専用の安全装置も開発する必要がある。
しかし、ロールス・ロイス・モーター・カーズのエンジニアたちは、医療従事者と緊密な連携を取り、走行中、身体が最もリラックスできる最適なシート・ポジションを特定。その結果が、今回ファントム・ライムライトで初めて採用された新型リヤ・シートであると云う。
このシートは今後、2015年に4店舗まで拡大された日本国内の正規ディーラー・ネットワークにおいて販売され、すべてのロールス・ロイス ファントムにオプションとして設定される。
ファントム・ライムライトのシート・バックは、頭部がヘッドレストのクッションに乗るよう身体を27度までリクライニングさせられる。
下肢では、新たなカーフ・レストが電動で68度まで持ち上がり、ふくらはぎをサポートする。また、フット・レストがフロアから現れて足を30度持ち上げる。
ファントム・ライムライトの車両本体価格(税込)は、¥81,055,000-
これらすべてが、走行中の完全にリラックスした姿勢を実現する。 また、乗員がリラックスするのを助けるために、複数の新たなビスポーク装備に加え、2種類のコンパートメント・トリムを選択することができる。
明るいコントラストのデザインでは、シーシェルとネイビー・ブルーのコントラスト・レザーに、シーシェルの同色ステッチが施された。
暗いコントラストのデザインでは、ネイビー・ブルーとシーシェルのコントラスト・レザーに、ネイビーの同色ステッチが施される。
ダイヤモンドの形にインスピレーションを受けた複雑な刺繍は、過去の偉大なロールス・ロイス・モーター・カーへのオマージュで、シート・センター、ドア・パネル、リヤ・コンソール、そして後席用テーブルの背に施される。
最後に、このコレクションおよびファントムとして初めてのユニークな装備として、同社ウッド職人の独自の技術を明示する2種類のウッド・パネル仕上げが用意されている。
このコレクション専用のピアノ・シーシェルは、ドア・パネル・フレームに取り付けられ、ウッド・パネルとレ ザーのデザインをブレンドしている。
専用に製作されたライムライト・ビスポーク・クロック(時計)は、深いガーラ・ブルーのボディ・カラーと、コレクションを貫くダイヤモンド・モチーフのデザインを反映している。
なおこのファントム・ライムライト・コレクションの車両本体価格(税込)は、¥81,055,000-となる。
以下はロールス・ロイス・モーター・カーズネットワーク
ロールス・ロイス・モーター・カーズ東京
〒105-0014東京都港区芝2-7-17
Tel: 03-6809-5450
http://www.rolls-roycemotorcars-cornes.jp
ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜
〒220-8172神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
Tel: 0120-188-250
http://www.rolls-roycemotorcars-nicole.com
ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪
〒550-0005大阪市西区西本町1-13-40
Tel: 06-4393-8823
http://www.rolls-roycemotorcars-osaka.com
ロールス・ロイス・モーター・カーズ名古屋
Tel: 0561-65-0331 (開業準備室)
※ファントム・ライムライト・コレクションの取り扱いはロールス・ロイス・モーター・カーズ東京のみとなる。