アイサイト(ver.3)や新開発ヘッドランプ機能など、先進安全装備を採用
富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は10月6日、スバル フォレスターの大幅改良モデルを、「SUBARU オフィシャルWEBサイト」内の専用サイト( http://www.subaru.jp/forester/special/ )にて公開した。
なお同モデルは、10月28日の東京モーターショー2015 プレスデーにて正式発表される予定。
今回の改良では、フォレスターが従来から持つ高次元にバランスさせたSUVとしての性能を更に進化させた。
具体的には、「デザイン」や「走りの愉しさ」、「SUVとしての使い勝手と快適性」に一層磨きをかけると共に、安全性能をさらに強化。
「アイサイト(ver.3)」や、新開発となるアダプティブドライビングビームを採用したヘッドランプを含む先進安全装備「アドバンスドセイフティパッケージ」*1、スバル初となるLEDハイ&ロービームランプとステアリング連動ヘッドランプを採用することで、世界トップレベルの安全性能にさらに向上させている。
エクステリアは、フロントフェイスを刷新することでSUVの逞しさと先進的な印象を高める演出を付与。
インテリアは、本格SUVとしての機能性の高さを感じさせるデザインとし、上質感も高めた。
操縦安定性と乗り心地については、ステアリングギヤボックスを新設計してドライバーの思い通りにクルマを操れるリニアなステアリング応答性とし、サスペンションの最適化により、しなやかで落ち着いた上質な乗り味を実現した。
また、快適な室内空間実現のため、ドアガラスの板厚アップやシール部品の強化、リニアトロニックの改良などを施し、走行時の静粛性を向上させている。
【フォレスターの主な改良内容】
デザイン – エクステリア
(1)フロントフェイス刷新
スバルアイデンティティを強調したヘッドランプやフロントグリル、フロントバンパー*2はワイド感を表現することで、頼もしさを感じさせるデザインへ進化させた。
(2)新デザインリヤコンビランプ
リヤコンビランプはヘッドランプ同様にコの字のモチーフを採用してワイド感を表現。さらに赤いレンズを上方に集約させることでリフトアップ感を演出し、よりSUVの持つ力強さを感じさせるリヤスタイルとした。
(3)新デザインアルミホイール
17インチアルミホイールは燃費向上も考慮して空力性能に優れたデザインに変更し、ターボモデルに採用する18インチアルミホイールは、力強くかつダイナミックな造形の新デザインを採用した。
(4)ボディカラーを変更
新たに「ダークブルー・パール」、「セピアブロンズ・メタリック」を展開する。
デザイン – インテリア
(1)内装質感向上
インストルメントパネルにシルバーのフレームとピアノブラック調のコンビネーション加飾パネルを採用し、質感を向上。
インパネセンタートレイやドアグリップには表皮を巻き、逞しさと触感の良さを実現するなど、力強さの中にスポーティさと上質さを併せ持ったデザインとした。(2.0iを除く)
(2)カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイ
メーターパネルは、中央にカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイを採用し、アイサイトやSI-DRIVEの作動状況をはじめ、運転に必要な情報を分かりやすく表示する。(2.0iを除く)
(3)「Siri Eyes Free(アイズフリー)」対応SDナビゲーション
ハーマンカードンサウンドシステム&SDナビゲーション(メーカー装着オプション)にSiri対応の音声認識機能「Siri Eyes Free(アイズフリー)」を対応させた。
ステアリングスイッチの発話ボタンと音声入力による操作によって、運転中に視線を移動することなく、Siriを使ったサービスをより安全に利用できる。*3 *4
(4)リヤシートヒーター
リヤシートの左右それぞれの席にHI-LOW 2段の温度調整機能を設定したリヤシートヒーターを採用した。(2.0iを除く)
(5)運転席パワーシートメモリー機能
運転席パワーシートに、最適なシートポジションをスイッチ1つで再現できる運転席パワーシートメモリー機能を採用した。*5
安全 – アイサイト(ver.3)
先進安全機能を大幅に進化させた、アイサイト(ver.3)を搭載した。操舵支援機能であるアクティブレーンキープ(車線逸脱抑制制御)をはじめ、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールの性能向上により、最先端の予防安全技術を提供する。
安全 – アドバンスドセイフティパッケージ
安全性能をさらに強化する先進機能をパッケージ化し、メーカー装着オプションで採用。アイサイトでの前方検知に加え、レーダーシステムによる後側方の検知を可能とし、より安心・快適なドライブをサポートする。
(1)スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援機能)
・死角検知機能
ドアミラーでは見えにくい、自車斜め後方の車両をレーダーで検知して、ドアミラーに付いているLEDインジケーターを点灯または点滅※させることでドライバーに注意を促す。
・車線変更支援
隣車線を後方から急接近してくる車両をレーダーで検知して、ドアミラーに付いているLEDインジケーターを点灯または点滅※させることでドライバーに注意を促す。
※死角検知機能、車線変更支援ともに車両をレーダーで検知した状態で、ドライバーがウィンカー操作をした上で車線変更を試みた場合、ドアミラーに付いているLEDインジケーターを点滅させることでドライバーに衝突の危険性を知らせていく。
・後退時支援
後退時に左右から接近してくる車両をレーダーで検知し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーにドアミラーに付いているLEDインジケーターを点滅かつ警報音を発する。
(2)アダプティブドライビングビーム ★スバル車初採用
高性能なアイサイトのステレオカメラで正確に前方車両(対向車・先行車)の検知を行い、ヘッドランプに内蔵されたシェードによってハイビーム照射範囲を滑らかに無段階調整する。
前方車両を気にすることなく、夜間における高い視認性を確保でき、安全性と快適性をより高める。
(3) LEDハイ&ロービームランプ/ステアリング連動ヘッドランプ ★スバル車初採用
・1灯でハイビームとロービームを切り替えられるバイファンクションプロジェクターを採用。ハイビームもLEDで照射することで、夜間の視界性能を一段と高めた。
・ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプを採用。コーナーや交差点で、車両進行方向を照射し、夜間の視認性を向上させた。
SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグを標準装備
SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグを標準装備とし、万が一の際の乗員保護性能を高めた。(2.0iを除く)
走りの愉しさの進化 – シャシー
(1)シャシー性能強化
フロントのクロスメンバー剛性アップ、リヤのショックアブソーバーのレバー比の変更およびトレーリングリンクブッシュの最適化により、操舵に対する応答性や直進安定性を向上させて、ハンドリング性能と安心感を高めました。
(2)サスペンションセッティングの最適化
ショックアブソーバーの減衰力やコイルスプリングのバネ定数の最適化などにより、しなやかな乗り心地とハンドリングのキビキビ感をともに高めた。
前後ショックアブソーバーはロッドガイドブッシュと作動オイルを変更することで、摺動部のフリクションを安定させて振動を抑えるとともに、初期ロール特性を最適化。振動の少ない快適な乗り心地と優れた操縦安定性を実現した。
(3)ステアリングギヤ比の最適化
ステアリングギヤ比を従来の15.5:1から14.0:1に変更。クイックギヤにすることで、取り回しの良さを向上させるとともに、キビキビとしたハンドリングの気持ち良さも高めた。
(4)アクティブ・トルク・ベクタリング
ターボモデルにアクティブ・トルク・ベクタリングを採用し、コーナーリングのライントレース性を向上させた。
走りの愉しさの進化 – エンジン&トランスミッション
(1)NAモデルの燃費性能向上
NAエンジンの燃焼改善やフリクション低減などにより、軽快な走りを維持し燃費性能を向上。CVT車は燃費値を16.0km/l(JC08モード)へと向上し、ワンランク上のエコカー減税(自動車取得税40%軽減、自動車重量税 25%軽減、翌年度自動車税 50%軽減)が適用となった。
(2)オートステップ変速制御/8段ステップ変速のクロスレシオ化
ターボモデルにオートステップ変速制御を採用し、ダイレクトでスポーティな加速感を実現。
さらにSI-DRIVEの「S♯(スポーツシャープ)モード」では8段ステップ変速をクロスレシオ化し、よりパワーバンドを使いやすい、スポーティな設定した。
(3) 静粛性向上
ドアガラスの板厚アップやシール部品の強化、リニアトロニックの改良などにより走行時の静粛性を向上させた。