TIER IVといすゞ、「自動運転レベル4バス」にNVIDIA製AI基盤を実装へ

自動運転の民主化をビジョンに掲げるティアフォー( TIER IV / 本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員 CEO:加藤真平 )と、いすゞ自動車( 本社:神奈川県横浜市、代表取締役 取締役社長 COO:南真介 )は、NVIDIA Corporation( 本社:カリフォルニア州サンタクララ、Founder & CEO:Jensen Huang )と共同で自動運転レベル4バスの実装に取り組む。

自動運転レベル4バスには、いすゞの「エルガ」と「エルガEV」が使用され、レベル4対応車両の開発向けリファレンスプラットフォームの「NVIDIA DRIVE Hyperion」に基づき、高い安全性と性能の実現に不可欠な冗長性を確保するため、「NVIDIA DRIVE AGX Thorのシステム・オン・チップ(System-on-Chip:SoC)」を搭載する。

ちなみに上記の「NVIDIA DRIVE Hyperion」とは、複数のセンサーを組み合わせて標準化したセンサー一式、高性能なAIコンピューティング、堅牢なソフトウェアスタックを統合した自動運転プラットフォームを指し、「NVIDIA DRIVE AGX Thorのシステム・オン・チップ(System-on-Chip:SoC)」とは、自動車用の車載向けのシステム・オン・チップを指している。

これに自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware(The Autoware Foundationの商標)」を活用したティアフォーのソフトウェアスタック、いすゞの高度なバス設計技術を統合し、公共交通に最適化された自動運転レベル4バスの実現を目指す。

この発表は、米国サンノゼで3月16日から19日まで開催される「NVIDIA GTC 2026」で公表され、今後、ティアフォーといすゞはNVIDIAと協力。安全で拡張性の高い自動運転サービスの社会実装を推し進めていく考えだ。

なおこれに伴うステークホルダー各位のコメントは以下の通り

ティアフォー 代表取締役 執行役員 CEO 加藤真平氏
私たちの挑戦は、自動運転の未来を切り拓く重要な一歩です。いすゞの卓越したエンジニアリングとNVIDIAの最先端のAIコンピューティングを掛け合わせることで、「Autoware」を基盤とした自動運転レベル4による公共交通の実現を推進します。

世界クラスのハードウェアとAutowareエコシステムの相乗効果により、安全で拡張性の高い自動運転による公共交通は、単なる目標ではなく、現実のものへと進化しています。

いすゞ 常務執行役員 開発部門VP 佐藤浩至氏
いすゞ、ティアフォー、NVIDIAの協業は、次世代の商用車開発における重要なマイルストーンです。

「エルガ」および「エルガEV」にレベル4の自動運転技術を搭載することで、あらゆるニーズに応える多用途かつ持続可能なソリューションの提供が可能になります。

いすゞが世界で培ってきた信頼性を自動運転にも生かし、誰もが安心して利用できる高度な交通サービスを展開していきます。

NVIDIA Automotive Vice President Rishi Dhall氏
商用輸送の高度な自動化を実現するためには、堅牢なフェイルオペレーショナル機能と高性能なコンピューティングが不可欠です。

ティアフォーといすゞは、いすゞの「エルガ」および「エルガEV」に「NVIDIA DRIVE Hyperion」のNVIDIA DRIVE AGX ThorのSoCを搭載し、「Autoware」を基盤とした高度なソフトウェアスタックを開発することで、公共交通の変革をリードしています。

ティアフォーといすゞの拡張性に優れたソリューションは、公共交通サービスに求められる厳格な運用水準を満たしながら、日本の運転手不足という社会課題の解決に貢献しています。