ヤマハ発動機、日本・インド両政府と初の「日本式ものづくり学校」をチェンナイに開校


ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:柳弘之、以下、ヤマハ発動機)は7月21日、インドにおける当社現地法人インディア・ヤマハ・モーターのチェンナイ工場(タミル・ナドゥ州)に日本式ものづくり学校「ヤマハNTTFトレーニングセンター」を開校した。

初の開校となる日本式ものづくり学校「ヤマハNTTFトレーニングセンター(YNTC)」開校式

日本式ものづくり学校は、日本・インドの両政府と日本企業の官民一体で進める技能移転推進プログラムの柱の一つで、YNTCは初の開校となる。

同プログラムは、モディ首相が提唱する「Make in India」「Skill India」の実現に向けて日本政府と日本企業が連携し、製造現場における日本式の技能や規律のインドでの定着を目指すもの。

日印両政府では、大学での寄付講座(JEC※4)の設置と合わせ、10年間で3万人の「日本式ものづくり人材」の育成を目指している。

また、開校式に先駆けて、6月27日には日本式ものづくり学校認定式が経済産業省で開かれ、当社を含む日本企業4社の人材育成機関が認定を受け、現在開校の準備を進めている。

なお、この日開校したYNTCには、第1期生として18~21歳の定員40名(年間)の生徒が入校。

4年間のプログラムで、二輪車の組立、部品管理、塗装、溶接、鋳造、機械加工(アルミ・鉄)、品質管理、一般技術の9工程で実践的な日本式のものづくりを学ぶ。