ボルボXC90 T8ツイン・エンジンに、ポールスターパフォーマンス仕様が登場


最もパワフルなボルボ「XC90 T8」を素材に史上最強のSUVに仕立て上げる

ボルボのプラグイン・ハイブリッドXC90 T8は、2リッター4気筒エンジンに、低回転域に於けるリニアなスロットルレスポンスを確保するためのスーパーチャージャーを搭載。

さらに高回転域では、胸の空く伸びやかなスピードを獲得するためターボチャージャーによるサポートを行う。

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加えてリアのサブフレーム部に82psを発生する電気モーターも搭載しており、これにはトランスミッション・トンネル部のバッテリーから安定的にパワーが供給される。同車は、これらの複数の動力源を駆使しオットーサイクルユニットで全輪を、電気モーターにより後輪を駆動する。

この2基の動力源を介したパワー供給比は、走行環境に合わせてリアルタイムに変化し、電気モーターのみの走行も満充電であれば約43kmが保証される。なおバッテリーへは外部からの充電が可能である。

この車両を素材に、ポールスターパフォーマンスがドライブトレーンを最適化。

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世界で有数のパワフルかつクリーンなSUVでありながらも、ボルボ史上最強のXC90 T8ツインエンジンがここに誕生した。

環境性能は、2.1リットル/100キkm/h・EVレンジの43km/hと大きな変更は無いにも関わらず、一方で発揮される出力数値は強力になり、310kW(421ps)/680Nm(334ps/440Nm+87ps/240Nmの組みあせとなる)、0〜100km/hを5.5秒で駆け抜ける。

ちなみにポールスターによるモデファイは、エンジン性能だけに留まらず、スロットルレスポンス、ギアシフト毎の最適化など、全体的なパフォーマンス性能を改善することでXC90 T8の基本性能を押し上げている。

この仕様について、ポールスターの最高執行責任者(COO)のニールス・メーラー氏は「このクルマの絶対パフォーマンスの最も大きな特徴のひとつは、高い横G力が発生するコーナリング時に於ける車体制御の最適化にあります。

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具体的には、駆動輪に加わるスロットルレスポンスの制御精度を高めており、不要なギアシフトなどの不安定要素も取り除くことで、安定したコーナーリングスピードを保つことが可能です。

なおこの取り組みには、スカンジナビアツーリングカー選手権(STCC)で4度のチャンピオンに輝いたテッド・ビョークが携わりました」と述べている。

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このボルボXC90 T8ツインエンジンの最適化は、本国に於いては6月15日から提供される。また米国に於けるリリースは2016年10月に予定されている。