ボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)は、FIA(国際自動車連盟)世界ツーリングカー選手権(以下、WTCC)との間で、長期に渡る契約を締結した。
それは4月1日にフランスのポールリカールサーキットで開幕するWTCCに於いて、ボルボV60ポールスターが世界で最も安全なセーフティーカーとしてデビューする契約である。
V60ポールスターセーフティカーは同日より、義務付けられた所定の安全装備を施し、ドライバーとオブザーバーにより、WTCC各レースに先立ちコースを走行、オープニングラップでは隊列の後方からレースを見守る任務に就く。
これについて、ボルボのパフォーマンスブランド、ポールスターのモータースポーツ担当責任者、アレクサンダー・ムルドゼフスキー氏は、「オフィシャルセーフティカーを提供することでWTCCに協力することは難しくない決断でした。
V60ポールスター・セーフティカーという形で、選手権の安全を守る重要な役割を担うと同時に、レーストラックと公道の距離を近づけ、私たちのレースカー技術を、お客様の身近に感じていただくことが可能となるからです」と述べている。
一方、WTCCのプロモーターであるユーロスポーツ代表のフランソワ・リベイロ氏は、「V60ポールスター・セーフティカーは、ロールケージや救護および通信機材を装備し、FIAやWTCCのプロモーターが定める厳格な技術面、安全面での要求事項を満たしており、昨年10月、ポールスターがマニュファクチャラーとしてWTCCと長期契約を結ぶことを私たちは歓迎しました。
今回、ポールスターを新しいWTCCのオフィシャルセーフティカーパートナーとして迎えたことは、ポールスターにとってのフラッグシップモデルであるV60ポールスターの卓越した安全性と高性能を世界に示す、またとないチャンスとなるでしょう」とコメントした。
20年間に亘るモータースポーツの経験を通じて開発された「V60ポールスター」は、ユーロNCAPによる安全評価で5つ星を獲得した高い安全性に加え、ポールスター・サイアン・レーシングのドライバー、テッド・ビョーク選手、ロバート・ダールグレン選手、フレドリック・エクブロク選手のインプットに基づき、入念に作り込まれている。
さらにこれを踏まえ、ボルボ・カーズのパフォーマンスブランドであるポールスターは、モータースポーツパートナーであるサイアン・レーシングと共に、今シーズンより複数年計画でFIAツーリングカー選手権にも参戦する。
ポールスターブランドのロードカーS60&V60ポールスターをベースに、新規開発された2台のボルボS60ポールスターTC1レースカーはレース参戦シーンと云う先とは異なる舞台に於いても、今シーズン挑むことになる。
なおWTCCのシーズンは、12レースウィークエンドで構成され、世界4大陸でシトロエンやホンダなどのマニュファクチャラーと、過酷なツーリングカーの世界選手権を争う戦いとなる。
ボルボS60、V60ポールスター詳細情報:
https://www.polestar.com/intl/products/engineered/
WTCCに詳細情報:
https://www.fiawtcc.com