ボルボ・カーズ、フレドリック・ハンソン氏をCFOに任命


ボルボ・カーズは、フレドリック・ハンソン氏が4月24日付で最高財務責任者(CFO)に​​就任したことを発表した。フレドリック氏は2021年からグローバル・コントロール&パフォーマンス・ステアリングの責任者を務め、2023年には副CFOに任命され、グループ経営チームの一員となった人物だ。

そんなフレドリックは、ボルボ・カーズに入社する前、ヨーテボリ大学のビジネス・経済・法学部で 財務学の修士号を取得した後、マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナーとして自動車業界とボルボ・カーズを対象に世界規模の戦略、コーポレートファイナンス、デジタル変革、効率改善分野などで携わってきた。

そのため同氏は、企業に対する深い理解とモビリティおよび自動車業界全体に於ける戦略、パフォーマンス管理、大規模な効率化プログラムに関する豊富な経験を兼ね備えている。

一方、ボルボ・カーズのCFOは、会社の財務戦略の策定、グローバルな管理、財務、会計、税務、グループ報告、コーポレートファイナンスイニシアチブ、投資家向け関係の監督に於いて重要な役割を果たす。

経営幹部チームの一員として、CFOは戦略的意思決定に貢献し、競争が激しく急速に変化する市場に於ける会社の財務健全性を確保する。

今回のフレドリック氏のCFO任命についてボルボ・カーズのホーカン・サミュエルソンCEOは、「 フレドリック氏を新CFOとして迎えることができ、大変嬉しく思います 。

現在、私たちは効率性と財務実績が鍵となる困難で変化の激しい市場環境を乗り越えようとしています。フレドリック氏の当社に対する深い知識と、業界の複雑さに対する戦略的理解は、当社の経営幹部チームにとって貴重な戦力となるでしょう」と述べた。

これを受けてフレドリック・ハンソンは、「地政学的な複雑性が増し、世界的に競争が激化する中、ボルボ・カーズと自動車業界は極めて重要な時期を迎えています。

私はこの任務を誇りに思うと同時に、身の引き締まる思いです。経営幹部チームおよびボルボ・カーズの全従業員と協力し、現在の厳しい環境を乗り越え、私たちの未来を確かなものにするために尽力することをお約束します」と話している。

なおボルボ・カーズの現CFOのヨハン・エクダール氏は退任し新たな道を歩むことになる。エクダール氏はボルボ・カーズに約10年間在籍し、 CFOの職に加え、会計・グループ報告部門の責任者をはじめとする財務関連の役職を歴任した。

先のホーカン・サミュエルソンCEOは、「ヨハン・エクダール氏は2022年から当社のCFOを務めており、就任前に於いても2015年から当社に尽力し貢献してくれたエクダール氏に感謝の意を表したいと思います」と結んだ。