Osamu Suzuki Centre of Excellence設立も発表
スズキは、先の2014年12月25日に逝去したスズキの鈴木修相談役のお別れの会をインドで開催(当地の4月23日)した。
お別れの会は、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長、スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社のR・C・バルガバ会長の出席のもと、4月23日にインド国際会議・博覧センター(Yashoboomi)で行われた。
会場では、祭壇の他に「鈴木修 語録」、年表・足跡、映像や愛用品などを展示した展示会場を設けた。
加えて、インドで初めて生産した四輪車「マルチ800」と、インドのグジャラート工場で生産し、インドをはじめ欧州、日本など世界各国で販売するスズキ初のバッテリーEV(BEV)「e VITARA」なども展示された。
お別れの会には政府関係者、販売店様、取引先様、マルチ・スズキの元従業員など、約900人が来場した。
また、お別れの会の会場に於いて、スズキとマルチ・スズキは、インドのグジャラート州およびハリヤナ州にOsamu Suzuki Centre of Excellence(OSCOE)を設立することを発表した。
OSCOEは、インドへの進出を決断し、インドの自動車産業の発展に貢献してきた鈴木修相談役の経営とモノづくりの哲学を、インド社会と共有し、サプライチェーンの強化や日本のモノづくりの継承を通じて、インドの自動車産業のみならず、様々な製造業の成長に寄与することを目的にしている。
スズキ代表取締役社長の鈴木俊宏氏は、「スズキは1983年にインドに進出して以来、インドと共に歩んでまいりました。そして、インドはスズキにとって最も重要な市場の一つとなりました。スズキは、Osamu Suzuki Centre of Excellenceの設立を通じて、インドのみなさまと鈴木修相談役のチャレンジ精神や哲学を共有し、今後もインドの発展に貢献してまいります」と語った。