スバル運転支援システム「アイサイト」が2015年度グッドデザイン金賞受賞


富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)の運転支援システム「アイサイト」が、2015年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)のグッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を運転支援システムとして初めて受賞した。

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なお、アイサイトは、10月30日(金)~11月4日(水)に東京ミッドタウン(東京都港区)内で行われる、2015年度グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション2015」に出展される予定だ。

スバルのアイサイトは、ステレオカメラのみで自動車、歩行者、二輪車を検知し、車両の前方衝突の回避または衝突被害の軽減を図ることに加え、全車速追従機能付きクルーズコントロールや車線認識によるレーンキープ機能など、様々な予防安全機能を実現できる。

また予防安全性能アセスメント(*1)でアイサイトを搭載するすべてのモデルで最高ランクを獲得するなど、世界トップレベルの運転支援システムとして高い評価を得ている。

受賞にあたって主催者からのコメントは以下の通り。

「世界に先駆けて実用化された、独自開発の運転支援システムである。ステレオカメラの画像解析を行うLSIを専用設計しており、現在はver.3にまで進化を遂げている。

衝突回避のみでなく、追従走行、車線維持など、来るべき自動運転のクルマ社会に必須となる先進的な機能を、いち早く実用化してきた貢献は非常に大きい。」

受賞したスバルでは、「世の中の交通事故をゼロにしたいというエンジニアの強い想いから、独自のアプローチで生まれたアイサイト。当社はクルマを愉しむための安全技術として、この運転支援システムを磨き続けています。

2020年にはアイサイトをさらに進化させ、高速道路上での自動運転を量産車で実現することを目指しており、安心で愉しいドライビングのための運転支援システムとして実現させていきます」と述べている。

(*1):国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が実施

■スバル運転支援システム開発の流れ
– 1989年・・・車載用ステレオカメラの開発開始。
– 1999年・・・ADA(Active Driving Assist)を発売。
・世界で初めてステレオカメラのみで運転支援機能を実現。
– 2008年・・・アイサイト発売。
・世界で初めてステレオカメラのみで自動車、二輪車、歩行者に対する衝突被害軽減ブレーキ、全車速追従クルーズコントロールをはじめとする運転支援機能を実現。
– 2010年・・・アイサイト(ver.2)発売。
・自動ブレーキ機能によって自動車、二輪車、歩行者に対する衝突回避を実現。
– 2014年・・・アイサイト(ver.3)発売
・ステレオカメラシステムを刷新し、操舵制御によるレーンキープ機能を追加するなど、各種運転支援機能を強化。
– 2017年(予定)・・・アイサイト進化により、高速道路同一車線上での渋滞時追従を実現。
– 2020年(予定)・・・アイサイト進化により、高速道路上での自動運転を実現。