ポルシェとエクソンモービル、エンジンオイルの研究開発で提携20周年


独ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr. オリバー・ブルーメ)と、米エクソンモービル(本社:米テキサス州 アービング、会長兼CEO:レックス・ティラーソン)は、エンジンオイルの研究と開発において過去20年間に渡りグローバルパートナーとして協力関係を続けてきた。
これは、自動車業界でも特に永く、成功を収めた提携のひとつであるが、今回両社は、さらに2021年まで5年間の提携延長を決定している。

この提携延長についてポルシェAGの研究開発担当役員のミヒャエル・シュタイナー氏は、「エクソンモービルは、モータースポーツだけでなく市販車向けエンジンの開発においても私達の最も緊密で重要な提携パートナーのひとつです。

市販車向けエンジンには工場で高性能潤滑油のMobil 1が充填されています。エクソンモービルは、これまでもポルシェのレーシングカーの性能向上に大きく貢献してきました。このように成功を収めた信頼のおける提携を継続することに期待を寄せています」と述べた。

エクソンモービルはこうした活動に於いて具体的に、ル・マン24時間レースを含む「LMP1」と「GTカテゴリ」の領域で、ポルシェのワークスプログラムをサポートしている。

テキサスに本社を置く同社は、2007年以来、世界的なポルシェ ブランドトロフィーのフラグシップシリーズであるポルシェ・モービル1スーパーカップの冠スポンサーでもある。

さらに、この提携はポルシェ カレラカップ ジャパンを含む全てのカレラカップ、GT3カップチャレンジ ミドルイースト、およびポルシェ スポーツカップにまで及ぶ。

このため、ポルシェ・モータースポーツで責任者を務めるフランク・シュテファン・バリサー氏は、「エクソンモービルのような信頼のおけるパートナーは、素晴しいサポートと高度な計画の達成を確実に提供してくれます。

私達はともに、ル・マンやデイトナなどの長距離クラシックスの優勝や世界の最も重要なレース選手権のタイトル獲得において忘れ難い瞬間を祝ってきました」とコメントしている。

なおポルシェとエクソンモービルの両社は、「ドライビングエクスペリエンスのための最高の性能と完璧性を追求します。これは2つの強力なブランドの研究と開発における提携の背後にある理念です。

ポルシェのレーシングカーがサーキットで最高の性能を発揮することを可能にするエンジンオイルは、全てのポルシェ オーナーのドライビングパフォーマンスも改善します。

ほぼ全てのポルシェ車は0W-40 粘度のMobil 1エンジンオイルを充填して工場から出荷されており、その数は提携を開始してから100万台を超えています。

ポルシェと世界最大手の石油ガス企業の提携には、マーケティング、コミュニケーション、およびアフターセールスの分野も含まれています。

我々は今後何年にもわたって、これらの部門間に於けるコラボレーション体制の強化が一層図られることになります」と結んでいる。