チーム・プジョー・トタルのステファン・ペテランセルとシリル・デプレは、5442km に及ぶラリーレイド「チャイナ・シルクロード・ラリー」での様々なチャレンジを乗り切り、プジョー 2008DKRで1-2フィニッシュを達成した。
このイベントは2000kmの競技セクションと、3479kmのリエゾンセクションから構成され、2 週間にわたって開催された。
広大な砂丘や高速セクション、川底、岩、石、泥と、様々な試練が待ち受けたこのレースで、2日目に首位に立ったペテランセルは、6 度のステージ勝利を獲得。
SS2 でのトップタイムは、プジョー 2008DKR にとって初のステージベストとなった。プジョー 2008DKRは砂丘や高速セクションで強さを発揮。今回の改良は 2016年1月のダカールラリーに向けて「プジョー2008DKR 16」に投入していく予定という。
プジョースポール・ディレクター ブルーノ・ファマン:
「今回の目的は、走行実績や経験を積むことにありましたが、1-2 フィニッシュという結果を持ち帰ることができました。
ラリーチームと、拠点であるヴェリジー、両方のチームの活躍を非常に誇りに思います。私たちの目標はダカールですが、全員が今回のプロジェクトに向けて 1 年以上取り組んできましたので、報われました。本当によかったです」
ステファン・ペテランセル:
「新世代のプジョー 2008 DKR のデビュー戦を、勝利でまとめることができ、とても誇りに思います。世界的に見てもとても長いラリーですが、素晴らしい景観にも恵まれ、ドライビングを楽しめました。
技術面でも、期待どおりトラブルなく走り切れました。チームのメンバーが笑顔で出迎えてくれた最後のステージは、間違いなく最高の思い出です」
シリル・デプレ:
「これ以上ないほどハッピーです。様々なタイプの路面がある、大変長いラリーでした。毎日何かしらのハプニングが起こりましたが、私たちはステージが終わるたびにその日の走りを分析しました。2 週間、チームとして戦い続けたことで、メンバーの絆も深まったように思います」
チーム・プジョー・トタルは、中国のモータースポーツで数々の成績を残しており、2010 年と 2011 年には、プジョー908 が珠海の耐久レースを制している。
今年は、プジョーにとって、大きなマーケットである中国でチャイナ・シルクロード・ラリーに挑んだ。9 月 11 日(金)に敦煌でのフィニッシュを迎え、ステファン・ペテランセル/ジャン‐ポール・コトレ組、シリル・デプレ/デビッド・カステラ組が、プジョー 2008 DKR で 1-2 フィニッシュを果たし、プジョー・スポールに新たな歴史の1ページを刻んだ。
2015 China Silk Road Rally レース最終順位
1 Stéphane Peterhansel / Jean-Paul Cottret Peugeot 2008 DKR
2 Cyril Despres / David Castera Peugeot 2008 DKR
3 Han Wei / Pan Hong Yu Haval
4 Christian Lavieille / Jean-Pierre Garcin Haval
5 Lui Kun / Liao Mitsubishi Pajero