半導体コンポーネント企業のオン・セミコンダクター(本社:米国アリゾナ州フェニックス、CEO:キース・ジャクソン)は米国時間の2月2日、2017年第4四半期の売上高が前年同期比約9%増の13億7,750万ドルになったことを発表した。
2017年第4四半期の売上高は、2017年第3四半期の約1%減となっている。この実績にオン・セミコンダクターの社長兼CEOのキース・ジャクソン氏(Keith Jackson)は「当社は、当社の製品に対する強い需要と卓越した営業成績により、堅調な業績を再び達成しました。
オン・セミコンダクターは、産業および自動車のエンドマーケット向けに幅広い製品群を提供しており、半導体業界で最も成長が著しいエンドマーケットにおける業績拡大に向けて好位置につけています。
当社は、自動車および産業のエンドマーケットへの投資に対する利益を実現する初期段階にあると考えています。
ADAS、電気自動車、マシンビジョン、ロボティクス向けの採用が増えることで、売上高と利益率の向上がさらに加速すると確信しています。
お客様は、自動車および産業向けエンドマーケットにおける新興かつ従来の常識を覆すアプリケーションを実現する技術の主要プロバイダーとしての当社に、ますます期待を寄せています。
当社の製品に対する需要は従来通り堅調で、デザインパイプラインは引き続き拡大しています。
当社のお客様は、直近から中期的な需要を上向きに予測しています。強い需要環境の中で、業界全体の供給側の動向は依然として健全です」と現状の経営環境について説明している。
また2018年第1四半期の見通しについては、「受注トレンド、受注残水準、予想在庫回転率に基づき、2018年第1四半期の売上高が約13億4,000万ドル~13億9,000万ドルになると予測しています。
2018年の第1四半期の見通しには、約1,800万ドルから2,000万ドルの株式報酬費用の予測が含まれます。税金支払額は1,800万ドル~2,200万ドルと予測しています」とコメントしている。
なお以下の表は、オン・セミコンダクターの2018年第1四半期のGAAPおよび非GAAPベースの業績見通しを示したものとなっている。