日産自動車、排出ガス問題に係る韓国環境省の発表内容に失望


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日産製車両の排ガス低減システムに関する韓国環境省の発表内容については誤り

5月16日に韓国の環境省は、日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)が韓国で販売している日産キャシュカイについて、エンジン制御システムを意図的に設定して、排ガスを不正に制御したとの報告を公開した。

その発表内容に対して日産自動車は、以下のコメントを発表している。

韓国で販売された814台の日産キャシュカイについては、同国環境省の定める法規に従い、正しく認証を受けております。

日産自動車のチーフ・コミュニケーション・オフィサーのジョナサン アダシェクは、以下の通りコメントしました。

「日産自動車が自信を持って提供しているクルマは、グローバルに多くのお客さまにご愛用頂いており、革新的で高品質な評価を頂いております。

日産は事業を展開する世界中の市場で、法令を遵守し、規則に適合もしくは上回るレベルで適合していることを明言します。

弊社が法規に従わず、不法に排ガスを制御しているという韓国環境省の主張は誤っております。

韓国環境省が実施した試験により導かれた結論は、他国の規制当局が独自に行った厳格な試験を経て得られた判断とも一貫性に欠けるものです。

欧州の当局は、日産キャシュカイを含む日産車は法規に全て適合していると結論付けております。

韓国で発売しているキャシュカイは欧州の排ガス規制「ユーロ6」適合を取得しております。韓国内の規制では、これらの規制に適合した車両の輸入および販売を許可しております。

日産自動車は韓国環境省が発表した内容に対して失望しており、不正が行われたとされる内容を否定致します。

日産自動車は現在、韓国環境省の報告内容への回答について検討を進めているとともに、同省にキャシュカイのエンジン制御システムについてご理解いただけるよう、引き続き、透明性を持って連携して参ります。」

以上