無限(株式会社M-TEC、本社:埼玉県朝霞市、代表取締役:橋本朋幸、以下、無限)は、2016年モータースポーツ活動の概要を発表した。
無限は「速い」、「強い」、「格好いい」という3つのテーマを掲げ、トップカテゴリーからユーザー参加型モータースポーツまで、積極的に国内外でモータースポーツ活動を行っていく。
まず2012年から始まった無限独自のプロジェクトである、オリジナル電動バイクによるマン島TTレースへの挑戦は、2014年、2015年と連続で1-2フィニッシュを達成することが出来た。
これを踏まえ、本年も優勝獲得と更なる記録更新に向けて、新開発した「神電伍」で挑戦致する。
また国内フォーミュラレースの最高峰である、全日本スーパーフォーミュラ選手権は、新たなカラーリングとなったSF14で参戦し、シリーズチャンピオン獲得を目指す。
このほか、Hondaとの共同プロジェクトのもと、様々なHonda系各レースチームに対してエンジン供給、エンジンメンテナンス及び、エンジンサーキットサービスを行う。
無限オリジナルプロジェクト
【 マン島TTレース(The Isle of Man tourist Trophy Race) 】
TEAM 無限は、2016年マン島TTレースTTゼロチャレンジ クラス(5月28日(土)~6月10日(金)) ※1に参戦する。
同社オリジナル電動バイクでのTTレースへの挑戦は、2012年から独自のプロジェクトとして若手エンジニアの育成と、新たな分野への開発を目的にスタート。
2014年、2015年共に自ら記録したTTゼロチャレンジクラスのコースレコードを更新し、2年連続の優勝と1-2フィニッシュを達成することができた。
今年のマシンは、過去4年間の実戦で得たノウハウを基に、全て新開発した「神電 伍(SHINDEN GO)」を投入する。
ライダーはマン島TTレース通算優勝回数23回、昨年のTTゼロチャレンジクラスとシニアTTクラス優勝、さらにマン島TTマウンテンコースのコースレコード※2更新を達成したジョン・マクギネス選手。
さらに昨年スーパーバイククラスで優勝し、通算優勝回数10回を達成したブルース・アンスティ選手の2人を、本年も継続して起用し、3連覇を目指す。
なお、今年度投入する「神電 伍(SHINDEN GO)」は2016年3月に東京ビッグサイトで開催される東京モーターサイクルショー2016内で発表される。
【東京モーターサイクルショー2016 TEAM 無限 マン島TTレース参戦車両発表会】
日時:2016年3月25日(金) 14:45~15:15
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西展示棟 アトリウム特設ステージ
※1 TEAM 無限が参戦するTT ゼロチャレンジクラスは6月8日(水)に決勝が行われる。
※2 コースレコード:タイム17分03秒567 平均速度 132.701mph=213.516km/h
マン島TTオフィシャルサイト
http://www.iomtt.com/
Honda共同プロジェクト
【 国内四輪モータースポーツ活動 】
● 全日本スーパーフォーミュラ選手権
TEAM 無限は今シーズンも全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する。
ドライバーはTEAM 無限で、6年目のシーズンを迎える山本尚貴を継続起用し、カラーリングを一新した SF14でシリーズチャンピオン獲得を目指していく。
また、スーパーフォーミュラ用の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン「HR-414E」を、5チーム8台に供給すると共に、エンジンメンテナンス及び、エンジンサーキットサービスを行う。
■ エンジン供給、エンジンメンテナンス、エンジンサーキットサービス実施先
スーパーフォーミュラ オフィシャルサイト: http://www.superformula.net/
● SUPER GT
◇ GT500クラス
「NSX CONCEPT-GT 」用の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン「HR-414E」を5チーム5台に供給し、各チームに対してエンジンメンテナンス及びエンジンサーキットサービスを行う。
このほか、今年も引き続きチームクニミツの車両メンテナンスとチームサポートも行う。
■ エンジン供給、エンジンメンテナンス、エンジンサーキットサービス実施先
SUPER GT オフィシャルサイト: http://supergt.net/jp/
● 全日本フォーミュラ3選手権シリーズ
2.0L直列4気筒直噴NAエンジン「Honda MF204D」を、エイチ エフ ディー ピーレーシングに引き続き供給し、エンジンメンテナンス及び、エンジンサーキットサービスを行う。
■ エンジン供給、エンジンメンテナンス、エンジンサーキットサービス実施先
全日本フォーミュラ3 オフィシャルサイト: http://www.j-formula3.com/
● Honda Sports & EcoProgram
株式会社モビリティランドと共同で「Honda Sports & Eco Program」の運営を行う。
このプログラムは「Ecoでスポーツする」をテーマに2012年からスタートし、今年で5年目を迎えた。
環境とスポーツドライビングの両立を目指し、Honda CR-Z で「Eco」性能を最大限に引き出しながら 「操る・磨く・競う」楽しさを誰でも気軽に体感できるモーターレクリエーション・プログラムとして、より多くの参加者を募る料金プランを設定した。
講師陣には、SUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で活躍するHondaドライバーをはじめとした経験豊富な講師を揃え、スポーツドライビングの基本から実戦に役立つテクニックまで、参加者に直接指導を行う。
Honda Sports & Eco Program オフィシャルサイト: http://www.honda-crz-se.jp/
● N-ONE OWNER’S CUP
N-ONE OWNER’S CUPの企画、運営、カスタマーサポート、サーキットサービス及びレギュレーションに準じたパーツ供給を行う。
このレースは、2014年からスタートした軽自動車のN-ONEによるナンバー付ワンメイクレース。
入門レースとして初心者でも参加しやすいモータースポーツを目指し、2016年は「全日本スーパーフォーミュラ選手権」との併催を中心に、全国の主要サーキット6ヶ所で、合計14大会を開催する。
上位3戦のポイントと、最終戦のポイントの合計でシリーズチャンピオンが決まる有効ポイント制を採用しており、自分が参加したいサーキットを選んでエントリーすることも可能としている。
N-ONE OWNER’S CUP オフィシャルサイト: http://www.n-one-owners-cup.jp/
● FIT1.5チャレンジカップ
鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎ、スポーツランドSUGOで開催される「FIT1.5チャレンジカップ」において、レース用パーツの開発、供給、ユーザーサポート行う。
「FIT1.5チャレンジカップ」は、シリーズ名称が示すとおり歴代のフィット※3で参戦できるワンメイクレースで、今年は鈴鹿サーキット大会で6戦、ツインリンクもてぎ・スポーツランドSUGO大会で6戦※4が開催され、更に「JAF地方選手権」として装いも新たにスタートする。
※3 初代フィットの1500ccモデル、2代目と3代目のフィットはRS
※4 ツインリングもてぎで4戦、スポーツランドSUGOで2戦が行われる。
【 海外四輪モータースポーツ活動 】
● FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)
MUGEN EURO※5はレース専用の1.6L直列4気筒直噴ターボエンジンを各チームに供給しエンジンメンテナンス及びエンジンサーキットサービスを行う。
■ エンジン供給、エンジンメンテナンス、エンジンサーキットサービス実施先
WTCC オフィシャルサイト: http://www.fiawtcc.jp/
● 中国ツーリングカー選手権シリーズ(CTCC)
MUGEN EURO※5はスーパープロダクションクラスに「Honda Civic」で参戦する東風ホンダレーシングチーム3台に対し、レース専用の1.6L直列4気筒直噴ターボエンジンを供給するほか、エンジンメンテナンス、エンジンサーキットサービス、ならびにチームサポートを行う。
■ エンジン供給、エンジンメンテナンス、エンジンサーキットサービス実施先
※5 MUGEN EURO Co., Ltd.は株式会社M-TECの100%出資英国子会社
CTCC オフィシャルサイト: http://www.ctcc.com.cn/
その他、日本をはじめ、世界各地域の選手権にHonda車で出場するユーザーに対し、レース用チューニングエンジンをはじめとする高機能製品及びテクニカルサービスを提供する。
無限は、これらのモータースポーツ活動を通して得た技術とノウハウを、全ての無限製品にフィードバックしていく。