三菱自動車、ジュネーブ国際モーターショーで新コンパクトSUV「エクリプス クロス」を世界初披露


三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長CEO:益子 修、以下、三菱自動車)は、3月7日(火)から19日(日)までスイス・ジュネーブに於いて開催される「第87回ジュネーブ国際モーターショー」に於いて、新型コンパクトSUV『エクリプス クロス』を世界初披露する。

この『エクリプス クロス』は同年秋より欧州に出荷し、その後、日本・北米・豪州、その他地域への展開を予定している三菱自動車工業の世界戦略車である。

ラインナップ上に於ける位置付けとしての『エクリプス クロス』は、コンパクトSUV『ASX(日本名RVR、米国他ではアウトランダースポーツ)』とミッドサイズSUV『アウトランダー』及び、『アウトランダーPHEV』等のクロスオーバーSUVラインアップに新たに加わる新型コンパクトSUVとなる。

その特徴は、スタイリッシュなクーペフォルムと、ダイナミックなSUVの機動力を融合させた三菱自動車らしいクーペSUVとしている。

車両の訴求ポイントは、行動意欲を掻き立てる個性的なデザイン、新たな楽しみのひらめきをもたらすコネクティビティ、四輪制御技術で安心して楽しめるドライビングフィールを特長としている。

『エクリプス クロス』の製品概要は以下の通り

(1) 行動意欲を掻き立てる個性的デザイン
ベルトラインやボディサイドの強いキャラクターラインによるウェッジシェイプ(前傾姿勢)や前傾したリヤウィンドウ、テールゲートを直線的に落とし込みオーバーハングを切り詰めたリヤエンド、アスリートが持つ力強さをイメージした大きく張り出した筋肉質な前後フェンダー等により、三菱自動車らしいシャープでダイナミックなクーペSUVフォルムとした。

三菱自動車のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。クルマのパフォーマンス感を表現するラジエータグリルから発想した中央のブラックフェイスを、バンパーの左右コーナー部とアンダーガードの3方向から中央に向かって包み込むようなプロテクト形状とし、人とクルマを守る安心・安全の機能を力強く表現した。

リヤスタイルは、高い位置に配したワイドなリヤランプと前傾したリヤウィンドウを上下に二分することによって立体的で個性的なデザインとした。

またリヤランプに組み込まれたチューブ式LEDテールランプと中央のハイマウントストップランプが一直線に発光することで、視覚的な幅広さと安定感を提供するデザインとしている。

新開発ボディカラーのレッドは、通常の上塗り塗装の上に、さらに半透明のレッドとクリア層を塗り重ねることにより、深みがあり彩度が高い高品質なカラーとしている。

インテリアは、ブラックとシルバーのモノトーンとし、水平基調のインストルメントパネルと立体的なシルバー加飾によって、スポーティでありながら上質な室内空間とした。

また、薄型のスマートフォン連携ディスプレイオーディオやヘッドアップディスプレイを搭載することで、ドライバーをワクワクさせる先進的なイメージの運転席を目指した。

スタイリッシュなクーペSUVフォルムを損なうことなく室内空間と荷室の実用性を確保するため、6:4分割のリヤシートにロングスライド&多段階リクライニング機構を採用した。

後席乗員の広いレッグスペースを確保するとともに、後端を落とし込んだルーフラインでありながら、ヘッドクリアランスを確保し、好みの姿勢でロングドライブを楽しむことができる。

(2)新たな楽しみのひらめきをもたらすコネクティビティ
様々な情報を安全で快適に操作できるスマートフォン連携ディスプレイオーディオ、タッチパッドコントローラー、カラーヘッドアップディスプレイを搭載し、利便性と安全性を追求した。

タッチパッドコントローラーをセンターコンソールに配置することで、走行中でも姿勢を変えずに簡単にスマートフォン連携ディスプレイオーディオを操作することができる。

なおタッチパッドコントローラーは、ラジオなどのオーディオ機能操作や、「Apple CarPlay」の操作に対応している。

速度や予防安全装備からの情報等はヘッドアップディスプレイに表示されるので、視線移動が少なく、素早く認識することができる。

(3)四輪制御技術で安心して楽しめるドライビングフィール
走行状況や路面状態により後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDを搭載。

これにAYC(Active Yaw Controlの略)ブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用している。

AYCとは、ハンドル角、ヨーレイト、駆動トルク、ブレーキ圧、車輪速などの情報からドライバーの操作や車両挙動を正確に判断し、ドライバー操作に忠実な車両挙動となるよう左右輪間の駆動/制動力を制御するシステムである。

ボディのフロント部を3点式のストラットタワーバーで補強し、リヤ周りを重点的に構造用接着剤を採用することで高剛性化したボディや、細部にわたり最適化を図ったサスペンションなどと相まって、より高い走安性を目指した。

シャープでダイナミックなクーペSUVに相応しい、動力性能と環境性能をバランスさせたエンジン及びトランスミッションを搭載。

新開発の1.5Lダウンサイジング直噴ターボエンジンには8速スポーツモード付CVTを、また専用開発の2.2Lクリーンディーゼルターボエンジンには新開発の8速ATを組み合わせた。

2017年ジュネーブ国際モーターショー情報
<日本語>
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/motorshow/2017/gms2017/ 
<英語>
http://www.mitsubishi-motors.com/en/events/motorshow/2017/gms2017/ 

※第87回ジュネーブ国際モーターショーの正式名称は「Le 87e Salon international de l’automobile Genève 2017」。3月7日(火)~8日(水)はプレスデー、9日(木)~19日(日)は一般公開日として開催される。

なお三菱自動車のプレスカンファレンスは現地時間3月7日(火)11時15分よりホール2の三菱自動車ブースで実施予定。