ジャガー・ランドローバー英国本社(Jaguar Land Rover Automotive PLC、本社:英国・コベントリー、CEO:ラルフ・スペッツ<Ralf Speth>)は、ジャガー初となるパフォーマンス・クロスオーバー「F-PACE」の特別仕様モデル「F-PACE FIRST EDITION(ファースト・エディション)」限定2,000台を世界発売すると発表した。
このモデルは、ジャガーのデザイン・チームが、コンセプトカー「C-X17」からインスピレーションを得て具現化したものであり、本来のコンセプトに忠実なデザイン・ディテールがあしらわれているという。
「F-PACE」は、新開発の高速で直感的な操作が可能な最新の「In Control Touch Pro」インフォテインメント・システムなど、世界をリードするテクノロジーを取り入れ、シャープなグラフィックと10.2インチタブレット・スタイルのタッチスクリーンを搭載。関連アプリも開発され、最大8台のデバイスを同時接続できるWi-Fiホットスポットも装備している。
ジャガー・ランドローバーのチーフ・マーケティング・オフィサーであるガード・マウザー氏は、「今から2年前、ジャガーはここフランクフルトでコンセプトカー『C-X17』を公開しました。
それ以来、この車両の市販化を望む多くの声を頂戴していました。この『C-X17』に対する大きな反響が、今回の「F-PACE FIRST EDITION」を作る原動力となったのです。
このクルマは、世界でわずか2,000台のみの生産となっており、早々に完売となることを期待しています。すでに誰よりも早くこのクルマを手に入れ、最高の体験を望むお客様から、驚くほど多くのお問い合わせをいただいています」と述べている。
「F-PACE FIRST EDITION」には、「C-X17」で展開しオリジナルのエクステリア・カラーである、シージアム・ブルーまたはハルシオン・ゴールド、加えてロジウム・シルバーとアルティメイト・ブラックの4色から選択が可能。
さらに、「F-PACE FIRST EDITION」独自のデザインとして、グレー仕上げでコントラストの効いたインサートが入った特別な22インチ・ダブルヘリックス・アロイホイール、スポーティーな千鳥格子のエンボス加工ウィンザー・レザーシート、特製カーペット・マット、モダンで英国らしさを感じさせる千鳥格子模様をあしらったグロスブラックのトリムフィニッシャーなどを装備する。
ジャガーのデザイナーたちは、この「F-PACE FIRST EDITION」を高性能でラグジュアリーな「F-PACE」を象徴する存在としている。
オプションの中には、ジャガーが誇る新開発の直感的な操作が可能なインフォテインメント・システム「InControl Touch Pro」や、アダプティブ・ダイナミクスなどのスポーツカー由来のパフォーマンス技術などが含まれる。
具体的には赤色のブレーキ・キャリパー、フルLEDヘッドライトと「Jブレード」型ライト、スライド式パノラマルーフ、イルミネーティッド・メタルトレッド・プレート、インテリアのムード照明などに加え、スポーティーなグレード「S」のボディキットも標準装備。
全輪駆動(AWD)の「F-PACE FIRST EDITION」は、3.0リッターV6ディーゼル・エンジン(300PS)または3.0リッター スーパーチャージドV6ガソリン・エンジン(380PS)に8速オートマチック・トランスミッションが組み合わされれる。