日立グループ、第44回東京モーターショーで次世代ビークルの進化を公開


日立オートモティブシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区大手町、取締役社長兼COO:関 秀明)並びに日立グループは、10月29日(木)から11月8日(日)まで東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」において、『Moving Forward! 人・クルマ・社会がつながる未来へ』をテーマに、自動運転やコネクテッドカー等の次世代ビークルの進化に貢献する日立グループの先進技術を紹介していく。

昨今のクルマを取り巻く環境においては、継続的に強化されている環境規制への対応をはじめ、より高度な安全性能の実現、ドライバーの負担を軽減する快適性の向上等に対する社会的要請がますます強まっている。

それに伴い、高性能、高効率、高精度に向けた、より高次な技術イノベーションが、クルマに求められており、部品・システムサプライヤーが担う役割も一層、重要性を増している。

日立オートモティブシステムズでは、事業領域である「環境」、「安全」、「情報」の3分野におけるモビリティテクノロジーを進化させ、超「低燃費・安全」で人と社会につながるクルマづくりに貢献することで、「低炭素社会」、「無事故社会」、「安心・快適社会」といった社会への価値提供をめざしていく。

その価値提供の要件として、電子・電動化の車載エレクトロニクス技術に加え、さらに今後は、情報・通信やエネルギー、社会インフラ等のクルマの外界との連携技術がキーテクノロジーとなる。

日立オートモティブシステムズは、それらの要件に対応するため、強みとする電子、制御、機械を融合したメカトロニクス技術や、エンジンマネジメント、エレクトリックパワートレイン、走行制御、車載情報の幅広い製品ポートフォリオにおいて、コンポーネントを最適なシステムとして統合制御するシステムインテグレーション技術にさらに磨きをかけていく。

加えて、日立グループを基盤とした、高機能材料の活用や、情報・通信、電力、社会・産業システム等の社会イノベーション技術との連携を強化するなど、次世代ビークルの実用化フェーズにおいて、当社の真価を発揮し、他のシステムサプライヤーに対する競争優位性を築いていく。

日立オートモティブシステムズは、第44回東京モーターショー2015において、東4ホールのブース番号E4202にて、株式会社日立製作所と共同で出展し、以下のコーナーに分けて展示を行っていく。

【先進運転支援システムコーナー】
先進運転支援システムの機能として、全方位センシング機能をはじめ、標識・信号認識機能、後側方衝突防止機能、歩行者行動、予測制御機能や高精度な地図情報に様々なリアルタイム情報を重ねる機能等について、映像を交えて紹介する。

【シナジーソリューションコーナー】
低炭素社会に向けた日立グループのシナジーを生かした技術を紹介します。内燃機関を高効率化するエンジンコントロールユニットをはじめとする「高効率エンジンシステム」に加え、クルマの電動化を支える基幹部品であるモーター、インバーター、リチウムイオン電池等の「電動化システム」など、幅広い製品群を展示する。

【モータースポーツコーナー】
2012年よりスポンサーシップを継続している米国インディカーのチーム・ペンスキーのレース車両や、国内で高い人気を博している全日本選手権スーパーフォーミュラの車両を展示する。

一般公開初日の10月30日(金)には、午後2時よりチーム・ペンスキーに所属するエリオ・カストロネベス選手の握手会を開催する。**先着順による人数限定のイベント

【モーションライドシアター】
10名が搭乗できるドライビングシミュレーターにより、インディカーレースやスーパーフォーミュラのドライビングと日立オートモティブシステムズが取り組む先進運転支援システムを、大型スクリーン映像とともに疑似的に体感できます。

なお、日立グループ会社のクラリオン株式会社は、東5ホールのブース番号E5114にて出展する。

同ブースでは、商用車向け安全運転支援システム「サラウンドアイ」を映像で紹介するほか、200ミリワイドナビゲーションなど、2015年カーナビゲーションラインアップや、車載用フルデジタルサウンドシステム等を展示していく。

また、西ホールで併催される、クルマと社会システムとの連携を展望する「SMART MOBILITY CITY 2015」では、日立オートモティブシステムズのグループ会社でエネルギーステーション事業等を展開する日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社が、新エネルギーの一翼を担う水素等のディスペンサー装置をブース番号SMC17にて展示する。