ビー・エム・ダブリューAG(BMW AG本社:バイエルン州ミュンヘン、社長:ノルベルト·ライトホーファー、以下、BMW)は全世界で合計165,431台(前年同月比5.7%増)を販売して8月期の最高記録を更新し、長期的な上昇傾向を維持した。
これにより全世界における年初来の累計販売台数は、前年同期比5.5%増の1,508,659台となり、初めて8月に累計150万台を超えるという記録を達成した。
BMW AG取締役会のメンバーであり、BMWグローバル・セールス&マーケティング責任者であるDr.イアン・ロバートソン氏は、「BMWグループの全てのプレミアム・ブランドが好調を維持しており、私たちの製品ラインナップの強さを証明しています。
この好調なセールスはプロダクト全体にわたっており、さらに当社の電気駆動モデルの人気も高まっています。こうした代替型駆動方式の自動車も、すでに昨年度を上回る成績を残しています。」と述べた。
なおBMWブランドの8月の販売記録は、142,554台(5.0%増)であり、過去の同月における記録を更新。これにより同ブランドの年初来の累計販売台数は、1,282,511台となり、昨年の同時期における累計販売台数と比較して5.5%増を記録している。
その内訳きはBMW Xモデル・シリーズが引き続き好調で、BMW X1は8月に前年比でほぼ2倍となる合計16,612台を販売し、同様にBMW X3は29.7%増の12,663台、BMW X4は10.6%増の4,118台、BMW X5は9.9%増の12,321台を販売した。
またフラッグシップ・モデルであるBMW 7シリーズの8月のセールスは、昨年同月比でほぼ3倍の5,000台超を記録した。
BMWの電気駆動モデル群は、引き続きヨーロッパでの好調を維持している。BMW i およびBMW iPerformance を加えた電気駆動モデルのセールスは、昨年の記録を上回るハイ・ペースを維持しており、現時点で合計34,664台となった。
具体的には、BMW iPerformance モデルが17,809台、BMW i モデルが16,855台となっている。7月に大幅に航続距離を増やしたニュー・モデルの販売が開始されたBMW i3 の8月のセールスは、前年同月比73.2%増の2,248台を記録した。
さてMINIブランドについては、8月に全世界で合計22,575台(10.3%増)を販売した。MINIの年初来の累計販売台数は5.7%伸びて223,913台となった。
この領域に於ける成長の立役者は、一方が現在までに全世界で36,687台を販売したMINIクラブマンであり、もう一方のMINIコンバーチブルとなった。8月に前年同月比148.0%増の2,153台を販売している。
地域別では、欧州地域でのBMWとMINIを合わせた8月の販売台数が前年同月比6.3%増の合計62,653台を記録。ヨーロッパにおけるBMWとMINIの年初来の累計販売台数は10.1%増の685,328台となった。
この地域内の全ての市場が今年の力強い成長に寄与しており、とりわけイタリア(51,444台/16.7%増)、スペイン(35,634台/20.1%増)およびスカンジナビア(34,370台/15.5%増)は二桁の伸びを記録している。
他地域に移るとアジア地域に於けるBMWとMINIのセールスは、先月も好調で、8月は合計59,067台(13.8%増)を販売。アジア地域の8ヵ月間の累計では、合計476,777台のBMWおよびMINIが販売され、前年同期比で8.1%増を記録した。
この地域最大の市場である中国本土では、前年同期比9.4%増の合計329,972台を販売した。同地域の多くの市場で年初来の累計販売台数を伸ばしており、日本が46,713台(8.8%増)、韓国が39,392台(10.4%増)を記録している。
対して北米地域でのBMWとMINIの8月のセールスは合計38,200台で、前年同月比4.4%減となった。
北米地域におけるBMWとMINIの年初来の累計販売台数は、前年同期比7.0%減の298,821台。8月のカナダ(3,575台/8.0%増)およびメキシコ(2,976台/25.5%増)の販売は増加したが、競争の激しい米国での当月の販売は前年比7.2%減の30,500台であった。
最後にBMW Motorradは、引き続き販売記録を更新し続け、BMWモーターサイクルおよびマキシスクーターの8月のセールスは前年同期比5.7%増の9,238台を記録した。また年初来の累計販売台数は103,829台で、前年同期比2.5%の増加となった。