去る10月3日・4日に世界ラリークロス選手権・第11戦が唯一のアジアラウンドとなったトルコで開催され、チーム・プジョーのハンセン選手が今季 5 勝目を獲得した。
舞台はかつて F1 グランプリが開催されたサーキットに特設されたコースが舞台。世界から集結したWAXカーによる激しい攻防のなか、ハンセン選手は中間リザルトで 2 番手につけ、チームメイトのジャネイ選手も、激戦を走り抜きセミファイナルへ進出を決
めた。
そして、セミファイナルの第 2 レースに登場したチーム・プジョー・ハンセンの 2 台は波乱のレースで、1-2 フィニッシュを決め、重要なファイナル進出を果たした。
今季3勝目を決めたハンセンは、ドライバーズランキングで 2位につけている。同ラウンドを終えて、首位を行く前年度のチャンピオン、ペター・ソルベルグとの差を19ポイントにまで詰めた。
ドライバーおよびスタッフのコメント
■ ケネス・ハンセン(チーム代表)
「今回もチームにとって素晴らしい 1 日になりました。彼の活躍は本当に頼もしく、2 台のプジョーがセミファイナルで 1-2 フィニッシュを決めたことは、最高の結果です。
ファイナルはこれまでにないほどの接戦でした。それでもチームは完璧な働きを見せることができ、チームズチャンピオンに向けて貴重なポイントを重ねることができました」
■ ティミー・ハンセン(優勝)
「これまでの自分のキャリアで、最もエキサイティングな 12 周だったと思います。大波乱のレースでしたが、それでもリードに立ち、このセミファイナルを 1-2 でフィニッシュしたことだけでも、素晴らしいリザルトでした。
バックラッドとの差を取り戻すためにハードに攻め、勝つことができました。デイビーも 5 位に入り、目標どおり貴重なポイントを重ねることができたことを嬉しく思います」
■ デイビー・ジャネイ (第 5 位)
「ヒート 3 でクラッシュし、マシンにダメージを負いましたが、セミファイナル進出のチャンスを作ってくれたチームに心から感謝しています。
セミファイナルではティミーと同じレースになりましたが、数々のアクシデントを乗り切り、ティミーに続いて 2 位でフィニッシュすることができました。チームズランキングでのリードを広げることができたことは、とても重要でした」
次戦は 10 月 16 – 18 日、第 12 戦イタリアラウンドが行われる。シーズンは残すところ2戦となった。