日本電産株式会社(本社:京都府京都市南区、代表取締役会長:永守重信)並びに日本電産グループは、米国ネバダ州・ラスベガス市にて開催される世界最大の家電ショー「CES 2019」(開催期間:2019年1月8日~11日(米国時間))へ今回も出展する。
CES2019では「ロボット社会の実現及び人間と機械のコミュニケーションに貢献する最先端部品」をコンセプトに、前回と同様にロボティクスゾーン(Tech East, Las Vegas Convention and World Trade Center, South Hall 2 会場)で最新製品とそのデモ機を展示する。
高度なロボットに数十個、数百個搭載されるモータや減速機を、性能を向上させながら、少しでも軽く、小さく、安価にすることができればロボット社会の到来も加速する。是そこで未来社会を支える自社技術とその製品を展示していく。
具体的にロボット向けには、グループのモータと減速機を一体化した超偏平アクチュエータの最新モデルを筆頭とする製品群を展示する。
超偏平アクチュエータは業界最薄のアクチュエータで、パワーアシストスーツの関節などの用途を想定。薄さと精緻な動きを実感させていくため水平多関節ロボットの実演デモ機を用意する。
また、ショートストロークや短ピッチ駆動に特化して、ロボットに使われるACサーボモータの置き換え用に開発された新しい完全閉ループ制御のステッピングモータシステムの展示も行う。
これまで高い制御性を必要とするロボットにはACサーボモータが主に採用されてきたが、今回開発した完全閉ループ制御ステッピングモータシステムは指令に対して高い追従性を実現しながらも、モータの負荷に応じた制御系ゲインの調整やハンチングなどACモータ特有のデメリットの解消を実現した。
他には、モータ、ギヤ減速機、制御基板及びそれらを動かすコントローラを一体化した小型・軽量のインテリジェントモータTMであるサーボモータなどを出展する。
一方、触覚デバイスも、人間と機械のコミュニケーションに新たな一面をもたらす技術として注目を集めている。
例えばタッチパネルに使うことで、画面上に表示されたボタンを押すとまるで実物のボタンを押したかのような感覚をユーザーの指に伝えることができる。
また自動車のハンドルに搭載することで、障害物が現れたり、運転者が車線から逸脱しようとしたりすると振動で知らせることも可能になる。
その他、スマートホームや未来の車などの分野でも、電子錠の小型ギヤードモータやスマートフォンのカメラなど多様な製品用途に使われる世界最小クラス・高トルクのマイクロアクチュエータ。
自動車向けの歩行者検知や自動駐車用レーダー、シート冷却ファン、3D-LiDAR用レーザスキャナ、エンジンの役割を引き継ぐ一体型トラクションモータシステムなども展示する。
会場:米国ネバダ州・ラスベガス市
Las Vegas Convention and World Trade Center, South Hall 2
(所在地:3150 Paradise Rd, Las Vegas, NV 89109)
該当ブース:South Hall 2 ブース番号:26418
開催時期:2019年1月8日(火)~11日(金)(米国時間)
ブース紹介ページ :https://ces19.mapyourshow.com/7_0/exhibitor/exhibitor-details.cfm?ExhID=T0004551