新放送サービス「i-dio（アイディオ）」東海地区にエリア拡大。インターネット受信モードも開始

ｉ-ｄｉｏ（Ｖ-Ｌｏｗマルチメディア放送）構想を打ち出した株式会社エフエム東京、同事業全般を推進するＢＩＣ株式会社、ハード事業者の株式会社ＶＩＰ、ソフト事業者の東京マルチメディア放送株式会社の４社は、２０１６年７月１日（金）朝５時より新放送サービス『ｉ-ｄｉｏ』を、福岡、東京、大阪で開始する。

併せて先の株式会社ＶＩＰが、東海総合通信局から無線局免許の交付を受けた。また中日本マルチメディア放送株式会社が、総務省よりソフト事業者としての業務認定証の交付を受けた。これらによりｉ-ｄｉｏの放送エリアが、福岡・大阪・東京に続いて東海エリアに拡大する。

（１）ｉ-ｄｉｏアプリ
ｉＯＳ/Ａｎｄｒｏｉｄ：無料：７月１日バージョン２.０をリリース予定
提供元：株式会社ＶＩＰ/ジグノシステムジャパン株式会社

ｉ-ｄｉｏアプリは、すべてのチャンネルの音声・映像・データ放送が受信できる標準スマートフォンアプリ。

今回は、既に提供中の「ｉ-ｄｉｏアプリ」機能に加えて『ｉ-ｄｉｏ』の放送を、より手軽に体験できるよう放送エリア内（開局済みの放送ブロックの都道府県内）であれば、専用チューナー不要で、インターネット経由で『ｉ-ｄｉｏ』の利用が可能になる。

この「インターネット受信モード」は、放送エリアが全国に行き渡るまでの暫定措置として当面の間、株式会社ＶＩＰにより無償で提供される予定だ。（※１）インターネット受信モードが利用できるのは以下都道府県となる（７月時点）

関東・甲信越：茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨・長野
近畿：滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
九州・沖縄：福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
東海・北陸：富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重
※受信できるのは、そのエリアで放送しているチャンネル（一部を除く）になる。またインターネット受信モードは、動画並みのパケット通信を行う。

（２）ＴＳＰＬＡＹ
ｉＯＳ/Ａｎｄｒｏｉｄ：無料：６月２８日リリース予定　
提供元：ＴＯＫＹＯＳＭＡＲＴＣＡＳＴ株式会社

ＴＯＫＹＯＳＭＡＲＴＣＡＳＴが提供する高音質フラッグシップチャンネル「ＴＳＯＮＥ」を、より一層愉しめるアプリ。オンエアーと連動したアーティストや楽曲の情報、ジャケット写真など、さらにリッチな情報を受け取ることができる。

さらに、クーポンやポイントシステム、トークルームなどの機能も追加予定としている。（リリース時はＴＳＯＮＥ専用ながら、７月中旬、全チャンネルの受信が可能となる）

（３）Ａｍａｎｅｋチャンネル
ｉＯＳ/Ａｎｄｒｏｉｄ：無料：７月リリース予定

提供元：株式会社アマネク・テレマティクスデザイン
ドライバー向け放送局「Ａｍａｎｅｋチャンネル」を最大限活用できる専用アプリ。

Amanekチャンネルでは、リスナーの現在地に合わせて１５分先を伝えるドライブ天気予報や、便利で役立つ楽しいドライブ情報を、自動音声読み上げ（ＴＴＳ=ＴｅｘｔＴｏＳｐｅｅｃｈ）で届けていく。

なお、先より実施してきた「ｉ-ｄｉｏＷｉ-Ｆｉチューナー」の無料モニター募集は７月１日より第３期募集を開始予定。「ｉ-ｄｉｏＷｉ-Ｆｉチューナー」は、手持ちのスマートフォンと接続するとｉ-ｄｉｏの放送を直接受信し、パケット通信料なしで愉しむことが可能になる。

また７月には、移動体（自動車）向けに設計された「ｉ-ｄｉｏ車載対応ＴｕｎｅｒＢｏｘ」をリリースする。これは車内環境に対応しフィルムアンテナをフロントガラスに貼るもので、これにより高感度での受信が実現になる。