三菱自動車工業(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤隆雄)は10月8日、ミッドサイズSUV『デスティネーター』がVMARKベトナム・デザイン・アワード2025の「ベスト・インダストリアル・プロダクト・デザイン」カテゴリーで金賞を獲得したことを発表した。
三菱自動車工業による同賞の獲得は、2023年のコンパクトSUV『エクスフォース』、2024年のピックアップトラック『トライトン』に続き3年連続、3度目となった。
VMARKベトナム・デザイン・アワードは、ベトナム・ホーチミンに本拠を置くベトナムデザイン協会(VDAS)が主催する2018年に設立されたデザイン賞。
今年は、世界中から寄せられた応募作品を対象に、ベトナム国内外のデザインの専門家46名が、革新性、環境保全性、アイデンティティ、機能性、コミュニティの5つの基準に基づいて審査。特に優れたデザインには金賞が授与され、応募総数531件のうち18件が金賞を受賞した。
『デスティネーター』は、3列シートレイアウトでゆとりあるスペースを確保した7人乗りのミッドサイズSUV。デザインコンセプトには「GRAVITAS & DYNAMISM」というキーワードを掲げて開発されたという。
その車名通り圧倒的な存在感と重厚感を意味する「GRAVITAS」は、安定感のあるスタンスや3列目シートまで快適に座れる広々としたキャビンを融合したプロポーションによって表現。エネルギーと躍動感を意味する「DYNAMISM」は、悪路での優れた走破性と機動性をもたらす高い最低地上高や18インチの大径タイヤによって具現化させたとしている。
受賞にあたり三菱自動車でプログラム・デザイン・ダイレクターを務める秋田直輝氏は、「『デスティネーター』では、ご家族とともに新たな冒険へと踏み出すお客様を力強く後押しする存在となることを目指しました。
その思いを形にすべく、重厚感のある佇まいと躍動感あふれる力強さを、3列シートの広々としたキャビンに融合させています。
『エクスフォース』や『トライトン』に続き、三菱自動車が提案する新たなデザインに高い評価をいただけたことを、大変光栄に思います。今後も『デスティネーター』の魅力をより多くのお客様にお届けできるよう、情熱を持って取り組んでまいります」と話している。
また授賞式に参加したミツビシ・モーターズ・ベトナム・カンパニー・リミテッド(MMV)販売・マーケティング本部長の小澤寛晃氏は、「ここベトナムでは、本年6月に『デスティネーター』のコンセプトカーを披露して以来、量産モデルへのご期待の声を数多く頂戴しております。
今回の受賞は、年内に予定しているベトナム市場での『デスティネーター』の発売に向けて、大きな追い風となるものです。洗練されたエクステリアと上質なインテリアを備えた、家族向けの7人乗りSUVとして、多くのお客様にお届けしてまいります」と喜びの声を語った。
VMARKベトナム・デザイン・アワード2025
受賞ページ(英語、ベトナム語のみ)
https://www.vietnamdesignweek.org/top-45-outstanding-projects-2025-vmark