2025年NTTインディカーシリーズも佳境を迎えるなか、ホンダのドライバー、アレックス・パロウ選手(チップ・ガナッシ・レーシングチーム)が8月24日( 米ウィスコンシン州ミルウォーキー発)、ホンダエンジン搭載車で今年6度目のポールポジションを獲得した。
同シリーズ戦も、今回のミルウォーキー戦を含めて残り2戦、既にドライバーズタイトルを獲得しているパロウ選手( 前回のレースでチャンピオンシップを獲得 )に続き、ホンダ陣営は、チームメイトのスコット・ディクソン選手が5番目のタイムを記録する好調さを維持した。
更にアンドレッティ・グローバルチームのカイル・カークウッド選手が7番手タイムを得たことで、今年のホンダエンジンによる優勝者3人全員がトップ10入りを果たした。
現段階で迎えた16戦・スナップオン・ミルウォーキー・マイル250でも、パロウ選手の好調は衰えなく続いている。
現時点でパロウ選手は、今シーズン8回の優勝を果たし、3 回連続のドライバーズ チャンピオンシップと5年間 4回目のタイトルを獲得。次回最終戦を視野に1 シーズンで10回の優勝という記録を狙う。
パロウ選手の活躍により、ホンダもマニュファクチャラーズタイトルも獲得し、残り2レースを残してチャンピオンシップを獲得。結果、ホンダのチームとドライバーは、2025年シーズンでインディ500を含む15レースで12勝を挙げた。
但し、この6戦では、先に予選で5番手タイムを記録したスコット・ディクソン選手が、最終的にはペナルティを受けて14番手からスタートすることになった。
一方、アンドレッティ・グローバルのカイル・カークウッド選手は、ディクソン選手の降格で明日の決勝レースでは6番手からスタートする。
ちなみに同じくホンダエンジン搭載車を駆るレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのグラハム・レイホール選手は、デイル・コイン・レーシングの #18 ホンダのライナス・ヴィーケイを僅かに上回り、予選で11位となった。
アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング・ホンダ #10)予選トップ
「ホンダにとって素晴らしい!最高の予選だったと思う。今年一番の意味がある。個人的に苦戦していたこの場所でポールポジションを獲得できたことに満足している。
昨年とは打って変わり、今年はマシンのバランスが抜群で、ホンダのパワーに助けられています。明日、グリッドトップから第1コーナーに進入するのが待ちきれない気持ちです」
カイル・カークウッド(#27 アンドレッティ・グローバル・ホンダ)予選7位
「今日のパフォーマンスには非常に満足しています。ホンダは素晴らしいパワーと、まさに私たちが求めていた非常に扱いやすいパッケージを提供してくれました。
昨年よりもずっと良い感触を得ており、進化はホンダの代名詞です。その成果を見ることができて嬉しく思いますし、明日のレースが楽しみです」とコメントしている。