スズキ( 本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏 )は8月4日、自社の「ワゴンR」シリーズが2025年6月までの販売で世界累計販売1,000万台(ワゴンRワイド、ワゴンR+、ワゴンRソリオ含む自社調べ)を達成したことを明らかにした。これは1993年9月の日本での発売開始から31年9カ月での達成となった。
「ワゴンR」は、セミボンネットスタイルの軽ワゴンとして開発され、乗る人を最優先に考えた快適で使い易いクルマとして、日本に於けるスズキを代表するモデル。
近年は日本からの輸出モデルに加え、インドやハンガリー、インドネシアなどの各地でも生産され、地域のニーズに合わせて進化。軽自動車という規格の中で磨いてきた技術を「ワゴンR」シリーズとして世界で展開してきた。
これまで「ワゴンR」シリーズは、日本、インド、ヨーロッパなど世界75の国と地域で販売。インドでは、ガソリン車よりも燃費性能に優れ経済性の高いCNG仕様を展開。日本ではスライドドアを採用した「ワゴンR スマイル」など、経済性・環境性能・使いやすさを磨き続け、常に新しい価値を提供してきた。
今回、世界累計販売1,000万台を達成したことについてスズキの鈴木社長は、「多くのお客様にご愛用頂き、心より感謝申し上げます。
ワゴンRは、軽ワゴンという革新性や高い実用性が評価され、当社のみならず軽自動車の代表的なモデルのひとつとなりました。
今後も販売地域のお客様に合わせた開発を行い、日々の移動を支える存在であり続けられるよう、チームスズキ一丸となって取り組んでまいります」と語っている。
ワゴンRシリーズの沿革
1993年 9月:初代「ワゴンR」発売
1997年 2月:登録車「ワゴンRワイド」発売
1998年 10月:2代目「ワゴンR」発売
1999年 12月:インドで生産開始
2000年 1月:ハンガリーで生産開始
2003年 9月:3代目「ワゴンR」発売
2008年 9月:4代目「ワゴンR」発売
2012年 9月:5代目「ワゴンR」発売
2013年 9月:インドネシアで生産開始
2014年 4月:パキスタンで生産開始
2017年 2月:6代目「ワゴンR」発売
2021年 9月:「ワゴンR スマイル」発売
ワゴンRシリーズ、累計販売の経緯
1993年 9月:発売開始
1998年 10月:世界累計販売台数 100万台を達成
2002年 1月:世界累計販売台数 200万台を達成
2005年 2月:世界累計販売台数 300万台を達成
2007年 9月:世界累計販売台数 400万台を達成
2010年 2月:世界累計販売台数 500万台を達成
2012年 8月:世界累計販売台数 600万台を達成
2015年 1月:世界累計販売台数 700万台を達成
2018年 2月:世界累計販売台数 800万台を達成
2022年 1月:世界累計販売台数 900万台を達成
2025年 6月:世界累計販売台数1,000万台を達成
(2025年8月 スズキ調べ)