本田技研工業株式会社の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州ブラックネル 社長:井上 勝史)は現地時間2019年11月4日、イタリア・ミラノで開催されるEICMA 2019(ミラノショー、プレスデー:11月5~6日、一般公開:11月7日~10日)で新ファイアーブレードのワールドプレミアを実施した。
ホンダは、自社スーパースポーツのトップエンドモデルにあたる「CBR1000RR-R FIREBLADE/CBR1000RR-R FIREBLADE SP」をフルモデルチェンジした。車体にはMotoGPワークスマシンのRC213Vで培われた技術を取り込み、サーキットでも高いポテンシャルを発揮するモデルとなっている。
エンジンは、水冷直列4気筒エンジンを新設計し160kW/14,500rpmの最高出力を達成。チタンコンロッドやアルミ鍛造ピストン等の部品を採用しながら軽量化と高回転化を達成した。
メインフレームはアルミ製ダイヤモンドフレームを採用し高い出力を受け止める剛性と軽量化を両立。同時に、より安定感を得られる車両設計と優れた空力特性を追求した。
足回りは、対向4ポッドラジアルマウントタイプをフロントブレーキに採用。新設計のリアホイールにより軽量化を図った。
なかでもSPタイプは、フロントキャリパーにBrembo(ブレンボ)社製を採用。Öhlins(オーリンズ)製の電子制御式フロントフォーク、リアサスペンションとともに、路面追従性と高いコントロール性を追求している。