日本自動車輸入組合（JAIA）が２月５日に実施した「第39回 輸入車試乗会」にて、ランボルギーニのオープントップモデル「ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー」に試乗した。
2018年に国内販売を開始した同モデルは、最高速度325km/hを誇るウラカン・ペルフォルマンテと同様の技術が投入されたコンバーチブル仕様だ。
パワートレインには、ダウンサイジングと過給器をセットとする昨今のトレンドとは違い、5.2ＬのV10自然吸気エンジンを搭載。最高出力は8000rpmで640馬力(470 kW)を発揮し、最大トルクは600N・m（61.18kg-m）/6,500rpm。フルタイム4WDや7速DCTのトランスミッションなども装備する。
また、車体はカーボンファイバーとアルミのハイブリッドフレームなどで徹底的に軽量化し、乾燥車重はわずか1507kgを実現、パワーウエイトレシオ2.35kg/hpを実現する。
運転席に座ると、バケットタイプのレザーシートやステアリング、新設計の計器類などがレーシーな雰囲気を醸し出し、オープントップが極上の開放感を与えてくれる。まず、ドライブモードを一般公道向けの「STRADA（ストラーダ）」に設定し走り出すと、意外に低速から扱いやすく、それでいてトルクフル。市街地の渋滞路でも、乗りづらさいは感じられない。
高速道路でスポーツモードの「SPORT」に変えてアクセルを踏み込むと、排気音がいきなり高音質に変わり、鋭い加速を発揮！ しかも、オープントップにした室内は風切り音などがあまり聞こえない。これは、ルーフ格納時に現れる２つの可動フィンによるウインドプロテクション効果の賜。しかも、V10サウンドが存分に楽しめるのはオープントップの特権だ。
ちなみに、広い駐車場でサーキットモードの「CORSA（コルサ）」でも少し走ってみたが、加速感は「SPORT」とほぼ同等。サスペンションのダンパー特性などが変わった印象なので、恐らくレーストラックなどの中・高速コーナーなどで違いが出るのだろう。価格（税込）は3846万2614円。