昭和シェル石油株式会社(本社:東京都港区台場2-3-2、代表取締役社長 グループCEO:亀岡 剛)は7月8日、グループ4製油所の2016年7-9月の国内向け原油処理量を、対前年同期比97%の657.8万KL(キロリットル)とすると発表した。
ちなみに日本国内に於ける一般消費者向けの燃料油需要は、省燃費車の普及要因から、前年を下回る水準であるため国内向け処理計画量は減少傾向にある。
これに伴い、元売りからの石油製品卸価格は上昇しているものの、資源エネルギー庁が先の6日に発表した石油製品の店頭現金小売価格調査結果では、4日時点の軽油価格は1リットル当たり103.5円(全国平均)と0.1円ダウンとなり、2週連続で値下がりした。
一方、6月30日に発表の5月の石油統計速報によると、原油輸入量は1639万KL(キロリットル)、前年同月比0.6%増と2か月連続して前年を上回っている。
昭和シェル石油では、「当計画は、国内需要動向に対応しながら、適正在庫を維持し、必要に応じて国内市場での製品調達も選択肢に入れ、石油製品の安定供給を実現するものです。
なお、海外向け原油処理量は、海外製品市況動向を踏まえ、適宜決定してまいります」と述べている。