テスラモーターズ(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、会長兼CEO:イーロン マスク、以下テスラ)は4月12日(米国中央時間)、去る2012年6月(日本発売は翌年)にリリースした同社の電気自動車(EV)ラインナップのフラッグシップモデルTesla Model 3(テスラ モデル3)を刷新(マイナーチェンジ)・同日から受注予約を開始した。
気になる価格は7万1500ドルからとなり、これまでより1500ドル分の値上げとなっている。
最も大きな変更点は、元北米マツダのフランツ・フォン・ホルツハウゼン氏(Franz von Holzhausen)が手掛けたスタイリングはそのままに、空気抵抗の低減を果たすべくエクステリアデザインのフェイス部分が、後発の「モデルX」並びに「モデル3」と統一感のあるスタイリングとなったこと。
ハードウェアの機能強化では、外部環境を捕捉するレーダー装置を内蔵タイプとし、走行時の耐候性を向上。
また併せて、ヘッドライトがターニング時等でより広範囲な照射に対応できるアダプティブ発光ダイオード(LED)タイプに変更された。これによって電力消費が削減、対して汚染ガスの粒子を排除する空調システムとし、性能を向上させている。
基本機能面では、ハードウェア上で対策が必要とされていた急速充電時の時間短縮(40から48アンペアに拡大)も果たしている。なおインテリア面では、「生物兵器防衛モード」を備えたHEPAフィルターを除くと、ユーティリティー機能に於ける大幅な変更等は現段階に於いては確認できていない。
ソフトウエア面に関わる機能向上は、後々のダウンロード(現状は3G回線を利用)による性能向上が実現できるが、ハードウェア装備が刷新された最新モデルゆえに、その恩恵をフルに享受できるモデルとなる。なお発注ユーザーへの納車は、6月後半以降を予定していると云う。
主な仕様は以下の通り
内装
・17インチ静電容量方式タッチスクリーンとデジタル計器クラスター
・搭載マップとナビゲーション
・自動キーレスエントリー
・WiFiとインターネット接続
・モバイルアプリによるリモートコントロール
・オートマチックLEDヘッドライト
・収納式ドアハンドル
・ワンタッチ式パワーウィンドウ
・HDバックアップカメラ
・雨滴感知式オートワイパー
・Bluetooth接続によるハンズフリー通話
・音声コントロール
・AM、FM、インターネットラジオ
・ウルトラHi-Fiサウンドパッケージ(オプション)
・エレクトロクロミック ミラー
・メモリー機能搭載ヒーター付き電動格納式サイドミラー
・音楽メディアと給電用デュアルUSBポート
・12 V電源口
・メモリー、ドライバープロフィール、シートヒーター機能付き12ウェイ電動調節式フロントシート
・リアシート ヒーター、ワイパーブレード、ウォッシャー液デフロスターの寒冷地対応パッケージ(オプション)
安全性
・昼間走行用ライト
・自動車高調整式スマート エアサスペンション(オプション)
・6個のエアバッグ:運転席と助手席のヘッドエアバッグおよびぺルビスエアバッグ、さらに2個のサイドカーテンエアバッグ
・電気式スタビリティおよびトラクション コントロール
・電気式パーキングブレーキ付4輪アンチロックディスクブレーキ
・正面および側面衝突回避システム
・死角警報
・車線逸脱警報
・パーキング センサー
・スピードリミット アシスト
自動運転便利機能
・アダプティブ クルーズコントロール
・オート レーンセンタリングとレーンチェンジ
・パーキング スペース ディテクション
・自動縦列駐車
・オートマチック ハイ/ロービーム ヘッドライト
チャージャー
・テスラのスーパーチャージャー ネットワークを使って無料長距離ドライブ
・ウォールコネクター
プレミアム アップグレード
・HEPAエアーフィルトレーション システム
・3方向ダイナミックLEDターニングライト
・LEDフォグライト
・パワーリフトゲート
・ライト付きドアハンドル
・インテリア アクセント ライト