国内初採用となる先進の安全装備。クルマの安全はどこまで高まっていくのか
富士重工業(本社:東京都渋谷区、社長:吉永泰之以下、スバル)は、スバル レヴォーグに改良を施し、2015年4月21日より発売する。
レヴォークは、日本国内においてはレガシィの後継として、多くの自動車ファンから期待を集めるモデルだ。
そんなレヴォーグの今回の改良でスバルは、「自動車の安全性は果たしてどこまで高まっていくのか」、そんなことを考えさせる国内初搭載の先進装備「アドバンスドセイフティパッケージ」を、いよいよ搭載してきた。
全方位の安全性を高め、さらなる総合安全性能の強化を図る
そもそもレヴォーグ自体も、アイサイト(ver.3)が搭載されていることから、国土交通省、独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて、最高ランクであるJNCAP(Japan New Car Assessment Program)「先進安全車プラス(ASV+)Advanced Safety Vehicle +」を満点で獲得、安全性において、すでに高い評価を得ている。
それを踏まえてレヴォーグの今改良では、「アドバンスドセイフティパッケージ」の搭載により、これまでの一般車では前方並びに後方の安全確保に留まっていた安全確保機能が、車両周辺の全方位まで広がり、さらなる総合安全性が大きく拡大している。
新展開の機能は、4つのシステムをセットで装備するパッケージ
このレヴォーグに展開・搭載される「アドバンスドセイフティパッケージ」は、スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援機能)/サイドビューモニター/ハイビームアシスト/アイサイトアシストモニターの4つの機能をセットで実装するパッケージである。
その内訳は、まず第1の「スバルリヤビークルディテクション」、これは走行時の後側方検知や後退時の左右後方検知を行う機能だ。
第2の「サイドビューモニター」は、左前方の死角を確認可能とする機能で、車両周囲の安全性を全方位に広げるアイテムのひとつだ。
続く第3の「ハイビームアシスト」は、ヘッドランプのハイビーム/ロービームの自動切替機能。
そして第4は「アイサイトアシストモニター」だ。これはアイサイトの持つセンサーの作動状況をフロントウィンドゥに表示し、少ない視線移動で状況を確認できる機能。
車両の全方位の安全を高めながらもドライバーが、運転そのものに集中できるようにアシストを行い、安全性を高める。
レヴォーグ「Proud Edition」シリーズも今夏に発売予定
もちろん基本性能についても怠りない。特に燃費向上や足回りチューニングの変更は細かく手を加えられており、走る・曲がる・止まるという自動車としての基本機能も、商品力自体を大きく向上させている。
なお、先にスバルのアイサイト搭載車が、予防安全性能アセスメントにおいて、最高ランクのJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」を評価対象車すべてで獲得した。
それを受けて、スバルでは記念の特別仕様車である「Proud Edition」シリーズを、レヴォーグに対しても展開するべく鋭意進めており、Proud Edition車も、2015年初夏には早々に発売していく意向という。
【主な商品特長】
<アドバンスドセイフティパッケージの機能>
ここではまず、アドバンスドセイフティパッケージの詳細について説明していく。これはスバル独自のアイサイト(ver.3)の基本機能を強化し、その安全性能をさらに高めていく先進パッケージである。
具体的には、車両周辺の全方位の検知を可能とし、より安心・快適なドライブをサポートする。またスバル国内において、この初採用機能はメーカーにおける装着オプション扱いとなっている。
①スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援機能)
・死角検知機能(BSD:Blind Spot Detection)
ドアミラーでは見えにくい、自車斜め後方の車両をレーダーで検知して、ドアミラーに付いているLEDランプを点灯または点滅※させることでドライバーに注意を促す装備。
・車線変更支援(LCA:Lane Change Assist)
隣車線を後方から急接近してくる車両をレーダーで検知して、ドアミラーに付いているLEDランプを点灯または点滅※させることでドライバーに注意を促す装備。
(※)点減とは、BSD、LCAともに車両をレーダーで検知した状態で、ドライバーがウィンカー操作をした上で車線変更を試みた場合、ドアミラーに付いているLEDランプを点滅させることでドライバーに衝突の危険性を知らせる機能。
・後退時支援(RCTA:Rear Cross Traffic Alert)
後退時に左右から接近してくる車両をレーダーで検知し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーにドアミラーに付いているLEDランプを点滅かつ警報音を発する。
②サイドビューモニター
左側ドアミラーにカメラを搭載し、ドライバーから死角となる左前方の映像をガイドライン付でマルチファンクションディスプレイ(MFD)に表示。
左側へ寄せる駐車や狭い道でのすれ違いの際に、死角を確認しながら安心して運転できる。
③ハイビームアシスト(自動防眩インナーミラー付)
ルームミラー一体型の単眼カメラを新採用することで、先行車や対向車を検知して、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替える。
また、自動防眩インナーミラーにより、後続車のヘッドランプなど、強い光をセンサーで検知して自動的に反射率を切り替えて眩しさを抑えることで、夜間のドライブでの安全性を高めた。
④アイサイトアシストモニター
アイサイトの作動状況や警報に応じて点灯するランプをフロントウィンドウの運転席前に表示。少ない視線移動でアイサイトの状況を確認でき、安全運転をサポートする。
<乗り心地と静粛性の向上>
・標準グレードのGT系サスペンションにフリクションを最適化した新ダンパーを採用。作動時のフリクションの変動を抑えることで、微小なストロークでもダンパーの減衰力が働くようにし、路面の凸凹を乗り越えた際の振動を抑え、乗り心地を向上させた。
・後席まわりに制振材や吸音材を追加することで、高速走行時の風切り音やロードノイズを低減し、ロングツーリングを愉しめる静粛性の高い室内空間を実現した。
<その他>
・1.6GT EyeSightの燃費性能を17.6km/ℓ(JC08モード・国土交通省審査値・車両重量1530kgのみ)に向上。2020年燃費基準達成で環境対応車普及促進税制によるエコカー減税対象となり、自動車取得税60%軽減、重量税50%軽減となる。
・サンルーフをメーカー装着オプションとして設定。使い勝手の良い電動チルト&スライド式を採用。
・ボディカラーを2色変更し、「ピュアレッド」、「ラピスブルー・パール」を新たに展開。
【店頭デビューフェア】
2015年5月16日(土)、17日(日)
【販売計画】
月販 2,600台
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