トヨタ自動車、東京モーターショー2017で新型センチュリーを初披露


トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男、以下トヨタ)は、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される第45回東京モーターショー2017で、2018年に発売予定の新型センチュリーを初披露する。

新型センチュリーの3代目となるこのプロトタイプは、「匠の技」「高品質のモノづくり」を伝承しつつも、高い環境性能や、搭乗者の快適性をも巧みなパッケージで実現させたもの。

センチュリーのヘリテージを継承しつつも、内外装デザインに新しい魅力を付与。

ショーファーカーとしてふさわしい先進装備・快適装備の採用などにも注力して開発を進めてきたと云う。

パワーユニットには、V8・5.0Lハイブリッドシステムを新搭載し、優れた燃費性能を追求。

またホイールベースの拡大・スカッフプレートとフロアの低段差化・ドアの開口高さの拡大を実施するなど、後席優先のパッケージにさらなる磨きをかけた。

外装デザインは、グリルなど随所に施した七宝文様や、リヤコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化など、精緻な華やかさ・落ち着きを表現。

内装デザインは、居室の天井の中央部を上方へ一段高く凹ませる折り上げ天井様式を取り入れ、専用織物をあしらい、またリヤシートには電動オットマンを設定するなど座り心地を徹底的に追求した。

その新型センチュリーの主な特徴は以下の通り

パッケージ
全長やホイールベース、トレッドの拡大により、伸びやかで重厚感あふれるスタイルを追求した。

ホイールベース延長分を後席スペースの拡大に充てることで、乗員の膝まわりや足元に十分なゆとりを確保。

さらにスカッフプレートとフロアの低段差化・ドア開口高さの拡大により、優れた乗降性を実現した。

外装デザイン
一目でセンチュリーとわかるヘリテージを継承しながら、グリルを中心にランプなど各要素をすっきりまとめ、一体感と力強さを付与した。

シンプルでモダンなフロントビューは、二重構造としたグリルの縦格子の奥側やクリアランスランプに七宝文様を施すなど、精緻な造りこみで華やかさを表現した。

プロジェクター式ヘッドランプ3灯とLEDアレイAHSを一体化したヘッドランプで、高級セダンらしいはっきりとした表情を演出した。

水平基調の姿勢でエレガントさを維持しつつ、やや後ろ下がりのアンダーボディに対して、後席空間を確保したやや後ろ上がりのキャビンを組み合わせることで生まれる、しなやかな動感を表現した。

サイドビュークォーターピラーの傾斜を立てることでキャビンの中心を後ろに感じさせ、ショーファーカーに求められる「後席重視」を外観で表現した。

横一文字に配したリヤコンビネーションランプのガーニッシュ部を黒色化することで、洗練された一体感と落ち着きを表現した。

リヤビューリヤコンビネーションランプは、「和の光」をイメージとした線発光する立体的なレンズを採用し、華やかさを付与した。

内装デザイン
最高級車にふさわしい設えを演出した後席は、高さを揃えた杢柄オーナメントを前席シートバッグやドアトリムショルダーに配すことで、横方向の広がりを強調した。

シート表皮には、伸縮性に優れ柔らかい触感を持つ100%ウールの本物素材を採用したファブリック仕様と、柔らかな触感の最高級表皮を採用した本革仕様を設定した。

前席は、後席同様に杢柄を横基調に施すことで広がりを強調するとともに、インストルメントパネル中央部に黒杢加飾をあしらうことで、端正かつ品位ある質感を表現した。

無段階に調整可能な電動オットマンや、アジャスタブルリヤシート(リフレッシュ機能付)を採用し、居住性を追求した。

中央アームレストにタッチ式液晶マルチオペレーショナルパネルを設定し、シートや空調、オーディオの音量など集中操作を可能とした。

ライティングテーブル、読書灯、大型ディスプレイ付リヤシートエンターテインメントシステム、20スピーカープレミアムオーディオなど、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンに対応できる快適装備を採用した。

基本性能
専用チューニングを施したサスペンションや高剛性ボディに加え、乗り心地に特化した新開発のタイヤを採用するなど、路面から伝わる振動を抑えることで、走行安定性と上質な乗り心地を両立した。

エンジンマウント特性の最適化やアクティブノイズコントロールシステムの採用などにより、エンジン起動時の音や振動を抑え、滑らかな発進と室内の圧倒的な静粛性を実現した。

低燃費・高出力化を実現する直噴技術「D-4S」を採用したV8・5.0L 2UR-FSEエンジンを搭載し、ハイブリッドシステム(THSⅡ*3)を組み合わせることで、クラストップレベルの低燃費を追求した。

トランスミッションには2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走行を実現した。

衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなど、ショーファーカーにふさわしい安全装備を採用した。

主要諸元
全長×全幅×全高(mm):5,335×1,930×1,505
ホイールベース(mm):3,090
トレッド フロント/リヤ(mm):1,615/1,615
エンジン型式:2UR-FSE排気量(cc):4,968
バッテリー:ニッケル水素

東京モーターショー2017特設サイト:http://newsroom.toyota.co.jp/jp/tms2017/