スバル、汎用エンジン・発電機等の生産・販売を終了


株式会社スバル(SUBARU、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之)は9月末日を以て、汎用エンジン・発電機等の生産・販売を終了した。

同社の産業機器事業は、1951年に旧大宮製作所(当時 大宮富士工業㈱)にて540cc の「M6型」エンジンの生産を開始してから60年以上にわたり事業を継続し、世界各国で生活基盤を支える動力源として高い信頼を得てきた。

具体的には、建設機械や産業機械、農業機械に搭載する汎用エンジンをはじめ、スノーモービルやオフロードカー等向けの高性能車載用エンジン、発電機、ポンプ等の完成商品を設計・生産し、販売してきた。

しかし同社は、今後の持続的成長の実現を目指し、事業の中核である自動車事業のさらなる競争力の強化に向けて、経営資源をより有効に活用するために産業機器事業の終了を決定し、2016年11月2日にこれを公表した。

なお販売済製品のアフターサービスについては、同社関連会社である産業機器株式会社(本社:埼玉県北本市、代表者:島田和人)に業務を委託し継続する。

スバルでは、「社の事業の中核である自動車事業へ経営資源を集中させることで、スバルブランドを徹底的に磨くため、事業構造のさらなる強化を図り、持続的成長を目指します」と結んでいる。

【終了する事業の概要】
・事業部署:オートモーティブビジネス 産業機器本部
・事業内容:発動機、発動機搭載機器、農業機械、林業機械、建設機械、その他各種機械器具並びにその部品の製造、販売及び修理。
※一部の車載用エンジン等については、お客様との供給契約の期間満了をもって生産・販売終了となる。

【アフターサービス委託会社の概要】
・会社名:産業機器株式会社
・所在地:埼玉県北本市朝日4-410
・代表者:島田和人
・URL:http://subarupower-global.com/jp